乱峰の荒鷹―タザリア王国物語〈6〉 (電撃文庫)
前巻が出版されてから長かったですね。
今回はスゴく黒い人がやたらと頑張ってみえました(苦笑)お節介な程な気もしなくはない感じでしたが。後は女の子の出番が少ししかなかった感じですかね、後は読んでからお楽しみ下さい。
さてナフタバン編も佳境に入ってきたかんじです、次巻でなナターシも追いついてきた所なんで面白くなりそうな予感☆
らんぼう [DVD]
大沢在昌の小説をドラマ化した、痛快デカアクションドラマ。連作短編集「らんぼう」からいくつかのエピソードを拾って膨らまして、うまいこと2時間の長編ドラマになってる。
アクションを売りにした刑事ドラマって、今の時代めったにない。そんな時流に逆らって、この「らんぼう」はアクションシーンが満載。主人公のキャラクターは原作とはだいぶ変わってしまったが、「キレたら手がつけられない、ヤクザも恐れる“乱暴”デカ」という基本は守った。坂口憲二と哀川翔が演じる2人の“乱暴”デカが、ヤクザを相手にとにかく暴れまくるのが、この作品の魅力。
製作スタッフも、監督・一倉治雄、脚本・丸山昇一って、ひと昔前の刑事ものって感じ。でもそこへもってきて、主演は今が旬のイケメン俳優・坂口憲二。「今どきそんな…」ってぐらいのベタなアクションドラマを、今が旬のスターが本域でやってくれてるのが嬉しい。本人もアクションをやれることが非常にうれしいというようなコメントをしていたし、「イケ」のキャラクターは彼に合っていると思う。
放送前から「シリーズ化も視野に入れている」みたいな情報があって、かなり期待しているんだけど、この作品を放送した「DORAMA COMPLEX」はとっくの昔に終わって、その後を継いだ「火曜ドラマゴールド」も終わっちゃって、日本テレビで2時間ドラマの枠が消滅してしまった。こうなると、「らんぼう2」は見れないのかなぁ。アクション志向のTVドラマなんてめったに見れない時代だからこそ貴重だし、坂口憲二にとってもハマリ役だと思うし、やってほしいなぁ。金曜[特別]ロードショーあたりでどうだ?
蘭方姫医者書き留め帳一 十字の神逢太刀 (小学館文庫)
著者はお茶の水出身で大学名誉教授である.もう高齢だから心配だ,と失礼な心配をしたが,飛んでもない杞憂どころか,いまの若い人には望めない正規の江戸-東京語による素晴らしい物語だった.内容は上の紹介の通りで,三篇入っている.あわてず急がず,話は粛々と語られる,その雰囲気がいかにも時代物にぴったりで,それでいて内容は意外に奥が深い.久しぶりに心から満足できる話を聞かせて頂けて,嬉しい.若い蘭方医のお姫さまのシリーズはこれが初回である.またの機会が楽しみだ.
flying DOG コレクション テーマソング・アーカイブ 80’s PartII
日本ビクターのアニメ関連商品のレーベルとして新設(復活?)した
flying DOGのテーマソングコレクション第2弾。
さまざまな事情により現在では入手困難なタイトルを手軽に聴けるという意味で、
この手のコンピレーションアルバムはありがたく素直に評価したいです。
基本的にOP曲とED曲(もしくは相当する挿入歌)がセットになっており
目当ての作品が含まれていれば一気にどちらも聴けるのでお得です。
OP曲またはED曲のみのコンピレーションも他に存在しますが、
比較すると収録作品数は当然少なくなります。
どちらが良いかは判断が難しいところです。
ブックレットもシンプルですが丁寧に作られており、歌詞の下に簡単な
作品データも記載されています(放映期間、放送局、声の出演など)。
ただ一点気になる部分がありました。
ブックレットの断り書きに「一部お聞き苦しい箇所」があると書かれています。
「オリジナル・マスター・テープに起因するノイズ、音揺れなど」であるので
了承願いたいと。うーん、これはどうなんだろう。
今回収録された作品はすべてタイトルにもあるとおり’80年代のものですし、
現存するマスター音源も相応に劣化していることも想像できます。実際に聴いてみて
許容できないレベルではありませんが「ああ、ここかな」と思う箇所もあるにはあります。
修復が可能であるならリマスタリング等の措置をして欲しかったかな、というのが
正直なところです。せっかくの企画なんですから。その点で評価を星4個にしました。
しかし懐かしさと共に昔の楽曲の素晴らしさを再発見できる良いアルバムでしたし、
今後もこのシリーズが続くのならば購入してもいいかなと思っています。お薦めです。