乙女はお姉さまに恋してる Portable
シナリオも面白いしキャラデザも好き嫌い別れそうだけど可愛いし、私としては文句なしです。
既読スキップも速いし、スキップ使わなくても次の選択肢まで一気に飛べるので二回目以降のプレイも快適。
次回予告があるのも気に入りました。次回予告はメニューで観ることができます。
ただ、主人公は女装した男の子という設定ですが、男の子らしさは殆どないので、百合が苦手な方は駄目かもしれません。百合が大好きな方には良いと思います。主人公は男ですが周りの人達が百合っぽかったりするので。
不満な点はCGが上下カットでPSPの画面に収まるようになっていることと、誰のルートに入ったのか分かりにくいことです。選択肢で、好感度が上がったことはその都度分かるのですが、共通話がいつ終わったのか分かりにくいです。まあ、ルートに入った子が次回予告や話に頻繁に出現することで何となく分かる感じですが。あと緋紗子先生を攻略できたらな…と思いました。
各話が面白いので、多少百合っぽくても大丈夫な方にはお薦めです。
乙女はお姉さまに恋してる1 =限定版= [DVD]
PCゲーム「処女はお姉さまに恋してる」のアニメ化作品。
さて、私は原作ゲームからアニメに入ったクチなのですが、それでも十分
に楽しめるのではないかと思います。確かにストーリーは原作のシナリオ
の方が良さがあるのですが、それは如何せんメディアの表現の違いと云う
ものでしょう。
1クール(12話)、と云う他のアニメに比べれば短い構成ですが、それで
も要所はある程度おさえられていたと思われます。原作からアニメに入ら
れる方はゲーム内に多々あるイベント、各キャラクター同士の細かなエピ
ソード等、そう云った作り込みのギャップに戸惑われるかと思いますが、
逆にそれさえ気にならないと云うのであれば問題なくお勧めします。
ゲームの方をプレイされていない方であれば、こちらは1クールと云う構
成が、かえってストーリーに入りやすいのではないかと。
原作ファンとして云わせていただければ、2クール構成でもう少しストー
リー中のイベントを作り込んで欲しかったですね。それでも、これはこれ
で原作とはやや外れますが楽しめる作品だと思います。
アニメから見られた方で、ストーリー中のイベント等(上記に書いたような)
にもの足りなさを感じられたのであれば、思い切って原作の方をプレイして
みるのも良いかもしれません。
乙女はお姉さまに恋してるPortable ~2人のエルダー~(通常版)
攻略キャラが2人追加されて、雅楽乃と香織理は攻略対象から外れました。
これは発売前から公式サイトですみっこのほうに小さく注意書きがされていたので一応事前告知という事になります。
つまり、全体的なボリュームがさほど上がった訳ではないのでコンシューマとPC版のそれぞれの違いと考えた方がいいですね。
PSP版は巨乳キャラだった2人が抜けたので、攻略キャラは全体的に幼い感じになってます。
アダルトさを求めるならPC版、コンシューマでならPSPといったところでしょうか。
乙女はお姉さまに恋してる IV =限定版= [DVD]
美少女ゲーム原作モノは、アニメ化されると期待はずれが多い。特に、ただ女の子がたくさん出てくるだけでストーリーもなく、女性声優の仕事作り?等と勘ぐってしまうこともままある。
しかし、この作品は良い意味で裏切られた。絵柄も声優も原作と変わり心配していたのだが、作画も良かったし、声優も役に合っていた。
ストーリーも、原作のゲームと違って分岐できないためにヒロインの誰とも仲良くできない、という足かせの中で、原作のイベントを取り入れながら、オリジナルをうまくまとめていたと思う。誰にでも薦められる良作に仕上がっている。
残念なのは、多くの人が感じていると思うが、紫苑さんの出番が少なかったことだ(最初は良かったのだが…)。第2期が製作されることがあったら、補填して欲しい。
乙女はお姉さまに恋してるPortable ~2人のエルダー~(限定版)
この作品は通称「おとボク」と呼ばれ、1作目から3年後です。
前作をプレイした方が良いかと聞かれれば、直接的なシナリオの関係はありません。
しかし、前作の設定や名前が使われており知っておくとより楽しめると思います。
今作の主人公は「妃宮千早」です。本編を始めてすぐ分かるのですが、北欧系クォーターである容姿や環境からいじめに遭い不登校、人間嫌いになり、物事を斜めに見る穿った性格になってしまいます。
そんな自分も嫌いな千早が、聖鷹女学院に「男の娘」として転校する事になってしまい、周りとのわだかまりを解消しつつ人間的に成長していきます。
前作のレビューにも書きましたが非常に人間の心の部分に触れた作品です。
人の心の温かさ、惜しみの無い友情や愛情の物語です。少し気恥ずかしい言葉を並べられる分だけ、現実離れした温室的な世界観も持っています。
実際にプレイして、前作のPSP版の不満点が修正されています。
PSP1000ですが、前にあった音割れが完全に解消されました。本体・イヤホン共に良い音質です。また画質もPSPレベルではとても高く、綺麗な画像だと思います。
残念だった事はシステムが前の使いまわしで、L(文章早送り)、R(オートプレイ)、○ボタン(文章送り)、アナログスティック上(バックログ)だけでカスタマイズも出来ません。
また、各音量調整は出来ますが全体的に音量が小さいと感じました。基本的にPSPを小さめの音でプレイするため、大きい音でプレイされる方は不満があるかもしれません。
メモリー関係ですが、セーブは早くロードは数秒かかります。クイックロードが無くストレスを感じるかもしれません。
メディアインストールは420MBで4分ほど完了します。以後は読込先が自動で変わります。無いとキャラの音声に一瞬ロードが入るため、フルボイスなのでした方が良いです。
評価は★4ですが、システム面の若干の不満と新OPが作品の雰囲気に合わないと感じ、気持ち★4.5と思っています。