ザ・ボディガード・ミュージックファイル
千葉真一氏主演のカラテ・アクションドラマシリーズである。
(他にザ・ゴリラ7、燃える捜査網、大非常線がある)
バトルフィーバーJやデンジマン..など
渡辺宙明氏の東映特撮で音楽が流用されている作品だ。
OPはイナズマンやシャリバンの劇伴に似ている哀愁あふれる名曲だ。
これを聞くだけでも買いかもしれない。
他の曲はキカイダーなどで聞かれる、
モーグシンセサイザーで作られている曲もある。
Sax,ハーモニカが主メロの女のテーマなども完成度が高い。
しかし暗い感じの曲はけっこうファンキーな曲が多く感じる。
時期的にはイナズマンやアクマイザー3などを宙明氏は作曲している。
しかしイナズマンのファンキーさやアクマイザーのブラスロックとは違う
哀愁あふれる落ち着くメロディーが多めだと私は思う。
流用音楽がほしい人や、
宙明氏の別の感じの曲が聴きたい言う人は買いのCDだと思う。
千葉真一 改め 和千永倫道
「過去の栄光を捨てることで、新しい未来に羽ばたきたい」
上記の理由から長年慣れ親しんできた芸名“千葉真一”を封印し、今後は俳優業をJJサニー千葉として、また映画監督業とプロデューサー業は和千永倫道として活動していく事を決意した千葉真一!
事の発端は、昨年NHK大河ドラマ『風林火山』で幼少から晴信(信玄)を支える武田家重臣の板垣信方役を演じ、劇中壮絶な討ち死にを遂げた。千葉氏にとっては身も心も役柄になりきり、演じきれた満足感とは別に合戦シーンで酸素ボンベを背負っての立ち回りにスタントマンなしでアクションを演じ続けてきたことを誇りにしていた千葉氏にとっても年齢による体力の限界を感じずにはいられなかったようだ。
私自身、大河ドラマを未見であるが、千葉氏にとって俳優“千葉真一”の最期を飾るに相応しいと思われた役であった事からこの度、俳優“千葉真一”引退(封印)し、今後タイトルにある“和千永倫道”(主に演出家)を名乗り、後継者を育てる決意に到った次第である。
本書は俳優生活50年を振り返るエッセイ的自叙伝であり、デビュー前の挿話や元妻で女優の野際陽子氏との出会いや結婚生活、故・深作欣二氏やタランティーノ氏など華やかな交遊録が描かれている。
ただ読後感として思ったより内容が薄く、萩原健一氏の『ショーケン』〈講談社刊〉のようなボリューム感を期待していただけに些か残念である。
もっと、『キイハンター』や『直撃!地獄拳』『激突!殺人拳』に代表する功夫映画の撮影や共演者との挿話、『柳生一族の陰謀』『魔界転生』などで当たり役となった・柳生十兵衛、鬼才・タランティーノ監督お気に入りの『服部半蔵 影の軍団』、また日本初のアクション監督を務めた『戦国自衛隊』の撮影秘話(期待していたが3頁にも満たない内容であったので)など先の『ショーケン』を参考にもっと濃い内容に改訂してもらいたい。
千葉流 サムライへの道
半世紀に渡り日本のTV及び映画界に多大なる影響を与えた俳優・千葉真一(現:JJサニー千葉)。前作『千葉真一 改め 和千永倫道』〈2008・山と溪谷社〉を発表して以来、二冊目の自叙伝である。前作は、“役者・千葉真一”を語るにはかなり端折った内容であったので自分としては決して納得できるような内容ではなく、同時期に出版された俳優・萩原健一の自叙伝『ショーケン』が濃密な内容で面白かったのでそれを参考にしてもう一度改訂してほしいと前作のレビューに訴えたところ、その意見を汲み取ってもらえたのか今回の自叙伝は、前作の反省点を踏まえて著者の生い立ちからデビュー前の挿話、出演作や関係者との秘話などサムライ(武士道)という言葉を通して濃密に描かれた内容となっている。
・ 日本のアクションドラマの草分けにて氏の演じる風間洋介の激しいアクションが話題となった『キイハンター』〈1968〜73〉
・ お茶の間での人気アクションスターからの脱皮を試み、テロリストの役に挑んだオールキャストによるテロリズム史大作『日本暗殺秘録』〈1969〉
・ 狂犬のようなヤクザを演じ、悪役の妙味を知った『仁義なき戦い 広島死闘篇』〈1973〉
・ 全米でブルース・リーを超える興行収入で“サニー千葉”の名を広めた『激突!殺人拳』〈1974〉
・ 氏の当たり役となった柳生十兵衛で後にテレビでも人気を博した時代劇『柳生一族の陰謀』〈1978〉
・ タランティーノ監督お気に入りの氏の人気シリーズとなったテレビ時代劇『服部半蔵 影の軍団』〈1980〉
さらに千葉氏の人生の中で多大なる影響を与え、今なお敬愛してやまない特別な先達――戦友である日本を代表する映画監督・深作欣二、大先輩である映画界の大スター・高倉健、師匠である極真空手の創始者・大山倍達――三氏の挿話は面白く、千葉氏自身の熱い思いが込められている。また弟子についても言及されており、現在では国内外で幅広く活躍する俳優・真田広之氏や伝説的女性アクションスターであり、現在は長渕剛夫人である志穂美悦子氏との濃厚な挿話も紹介されて興味深い(特に志穂美氏に画面上に女らしさを見せるために千葉氏がある事を命令した挿話は最高!)。
他にも武士道を通しての家族愛や教育についても言及され、現在の奥様との間に産まれた二人の息子たちにもしっかりと教授されているようだ。武士道といわれると些か堅苦しく思われるかもしれないが日本人が長年築き上げてきた日本古来の美徳であり、世界に誇れる慣習であると思うので何らかの形で受け継がれてほしいものだ。そうした志を持った千葉氏の今後にも見守り続けたいと思う。
ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ
もともとはオマケの「間違い探し」に惹かれて購入したのだけど。
期待以上のブラームスの好演に、お気に入りの1枚の仲間入り。
名演ではなく、好演なところがツボです。演奏者は多分音大の学生さんあたりなんでしょうが、経験豊富な一流どころでない分、演奏に熱意が感じられます。楽譜に忠実に、真剣に演奏している感じがする。
普段老練なプロオケの名盤ばかり聴いている耳には新鮮です(それが逆に「アマっぽい」という批判にもなるんでしょうが)。
千秋のカリスマ性が出てるか?という点では75点くらいな気がしますが、熱いR☆Sオケの雰囲気は十分楽しめる演奏だと思います。
熱意あるたいへん上手なアマオケの録音、と考えれば名盤。
戦国自衛隊 デジタル・リマスター版 [DVD]
ディジタル・ニューマスターということで購入しました。
この画質で、この価格なら、満足ということで、お勧めできます。
内容については、今では、色々な見解があると思いますが、江口洋介でのリメイクはやっぱり無理でしたね。
なんと言っても、千葉真一と夏八木勲が、圧倒的な存在感で迫ってきます。
最後の、武田信玄との川中島の決戦シーンは、すごい迫力でした。
角川作品らしい、有無を言わせぬ硬派の傑作として、満足させていただきました。