燃える瞳の奥に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
これまでに翻訳された、ルーシー・モンロ−の他の作品より、この作品が私は一番面白かった。ヒロインに言い寄る2人の男性の言動や、ヒーローの葛藤とか、結構ツボでした。ただ、ベッドシーンは長すぎてげんなりです。もう少し整理して書いて欲しいですネ。
クライマックス 80’s BLUE
YELLOWにも書きこんだのですが、BLUEもブルーにならずハッピーになれます。こちらは80年代後半の曲も多く、90年代以降のJ-POPに続く流れを感じます。ちょうど書いているときUNICORN再結成のニュースも飛び込んできて、思わず「大迷惑」をもう一度聴いてしまいました。何度も繰り返した80年代ブームがまた起こるのか。南佳孝の「スローなブギにしてくれ」は最近缶コーヒーのCMで流れていたし、缶ビールのCMでよく聴く中村あゆみもまた復帰したみたいだし。よく考えたてみたらTUBE、浜田省吾、鈴木雅之、杏里、徳永英明、みなさんまだバリバリ現役でした。彼らから今年もやっぱり元気をもらえそうだ。
夏のあらし!~春夏冬中~キャラクターソングアルバム
アニメ「夏のあらし!〜春夏冬中〜」のサブタイトルとなった歌、そして劇中の挿入歌として使われたキャラクターソング集です。
その中でも最も異彩を放つのが穴守好実役の画伯こと小林ゆうさんの歌う「レーダーマン」
オリジナルは戸川純さんが歌っていた同歌。
戸川さんに劣らぬエキセントリックな歌唱で、思わず鳥肌立ちました。
しかし、1話限りのゲストキャラでキャラソンに堂々と名を連ねる優遇ぶりに賛否あるかと思いますが、これを聴いたら認めざるを得ません。
ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌
瀧廉太郎作曲の「荒城の月」「花」「箱根八里」、山田耕筰作曲の「この道」「からたちの花」など日本の古典的歌曲を始め、珠玉の作品を集めたと言える歌曲集です。この4枚組に収められた115曲は、後世に歌い継いで欲しい曲が沢山含まれていました。懐かしの小学唱歌や童謡も多く含まれていますので、幅広い年代に愛される企画だと思いました。
収録されている声楽家も素晴らしいメンバーでした。立川清登、伊藤京子、中沢桂、松本美和子、澤畑恵美、中村邦子、木村宏子、中村健、永田峰雄、斎藤昌子、吉田浩之、本宮寛子、そして関西を中心に活躍しながら、今や全国的な活動を広げている三原剛、畑儀文、そして日本の声楽界における重鎮・畑中良輔の「沙羅」の名唱を聞くことができます。ここに収録された何人かの声楽家の声を聴きましたが、CDとして聞くとそれぞれの発声法における個性の違いが結構分かり、新たな発見がありました。
録音年代が書かれていません。結構幅広い年代にまたがっているとは思いますが、聴感上の支障はなかったですね。ピアノ伴奏は、声楽、合唱伴奏に多くの録音を残している三浦洋一、浅井道子によるものが大半ですが、他に青島広志、塚田佳男、藤井孝子という名も見えますので、安定した音楽が展開されています。
これらの録音の貴重さは、何人かの方がすでに鬼籍に入られていることから日本の声楽家の歩みという点から見ても歴史的な価値を見出します。
全曲とも解説が書かれていますし、小山晃氏による声楽家の紹介も詳しいものでした。ただ出来れば伴奏のピアニストの紹介があっても良かったかな、と愛好家の一人として思います。