人類進化の700万年 (講談社現代新書)
本書の著者は人類学の専門家ではなく、新聞社の科学部記者だそうだ。人類学担当になり最新の学術情報に触れているうちに、学生時代に習った人類史が時代遅れになりつつあることを知ったことが、本書執筆の動機の1つであるようだ。
本書は、新聞の科学面に掲載された企画記事に加筆・訂正したものをまとめたものだとか。前半部で、猿人→原人→旧人・新人という人類進化の大きな流れについて述べ(「原人」「旧人」といった用語が現在ではほとんど使われていないことも、もちろん指摘されている)、後半部では、日本列島における人類史、年代測定の技術、遺伝子データを用いた研究の話題を取り上げている。
全体的に堅苦しさがなく読みやすい。また、イラストの使い方が上手く、この辺りはさすが新聞記者といったところ。ところどころに、素人としての素朴なコメントが書かれていて、一般読者には「そうそう、それを言って欲しかった」と親しみやすく感じられるかもしれない。
内容的には、2000年以降にネイチャーやサイエンスといった一流誌に掲載された新しい研究成果も多数紹介されており、最新の人類史といった印象。専門家によって書かれた類似の新書と比較しても見劣りしないと思う。逆に言うと、著者は通勤・通学の途中で読めるような軽い本を目指していたのかもしれないが、私としては時間をつくって一気に読んでしまいたい本、という印象を受けた(特に、前半部の3章約150ページに関しては)。
CAVE PARTY(初回生産限定盤)(DVD付)
1stアルバムもかなりのいや文句なしの最高傑作だったけど
2ndはその上を行ってしまった・・・・
ブルハ、ハイロウズと比べるのは間違いなのかもしれないけど
日に日に無駄が省かれ少なくなっていく歌詞
だけどそこには飾らない思ったままの正直な気持ちが書かれた歌詞があり、
それをみんなで演奏した曲に乗せただけ
ただそれだけなのになんでこんなに素晴らしいんだろ
それは多分クロマニヨンズの4人が一番楽しんで今やりたい曲
伝えたい事を素直に叫んだ結果なんだと思う。
個人的に「夢の島バラード」がオススメ!
ネアンデルタール人の正体―彼らの「悩み」に迫る (朝日選書)
口絵、図表、参考文献、複数の視点とざっと読んで分かりやすい、無理矢理なミスリードもない、こういった分野の日本での研究について説明されている。全国の学校図書として80点以上だと思うので、図書館になければリクエストすべきだと思う、できれば、ケーブ・ベアの一族の隣に並べて置いて欲しい。問題は、ケーブ・ベアが学校図書として適当かどうかという点にある。中高生の、ネアンデルタール人への知的好奇心なんか、きっと一瞬にして吹き飛ばすからな~^^; そうすべきだとは思うが^^
言語学は何の役に立つか―クロマニヨン人から遺伝子解読まで
石器時代、ギリシャ・ローマ時代からの言語学の歴史が、やさしい語り口で書かれています。著者が旧ソビエト連邦の学者なので、内容がロシアの言語学史に偏ってはいますが、序盤では「言語学って一体何をする学問?」という素朴な疑問に答えているので、言語学に興味を持っている人が最初に手に取るのに適した本だと思います。
Oi! Um bobo(初回生産限定盤)(DVD付)
ひとつひとつの歌詞、メロディがキラキラと光って見える。 おおげさでなくほんとうに光って見える。こんなきもちにさせてくれるのはクロマニヨンズだけだ、ありがたい。