特上カバチ!!-カバチタレ!2-(24) (モーニングKC)
大野事務所のボスがなぜ行政書士になったかが本巻で明らかになります。
家族を犠牲にし、事件屋から足をあらった大野が、過去の因縁の相手と法律で死闘を演じますが、
その結末やいかに!!
身近な生活にひそむ落とし穴とその解決手段を学ぶこともできる一粒で二度おいしい作品です。
激昂がんぼ(2) (イブニングKC)
1巻に続き新鮮なサプライズや気持ちいいテンションで読ませてくれるが、
本巻収録の最終話の最後の見開きは、
急に絵が白くなり、時代遅れのギャグマンガでしか見られないドヒャー表現がトーンを支配し、
作家が変わってしまったかのようなページに仕上がっていて、
それまでいいテンポで読めていたこちらのテンションが一気に下がってしまう。
すごく残念だった。
特上カバチ!! DVD-BOX
本作の第一回を見たとき、「『官僚たちの夏』『JIN』と連続でよかっただけに少し落ちるかな」と思った。
しかし、回が進むにつれて面白さが増していった。
このドラマの伝えたかったことは、「法律の仕組みと怖さ」ではないだろうか。
法律に限ったことではないが、どんなものでも使い方次第で、他人を幸せにすることも不幸にすることもできる。
例えば包丁なら、りんごの皮をむくことができる。だが、逆に人を刺し殺すこともできる。
法律は怖いものだ。
なにも知らないと、損をするばかりか首を絞めることになる。
その証拠に法律に詳しい人、例えば大学の法学部を出た人が、法律スレスレで詐欺を働いたりする。
そんな詐欺の被害者を少しでも減らすために、クイズや面白い演出でその仕組みを解説し、それ以上に「法律は使い方次第で毒にも薬にもなる」ということをドラマ全体で伝えていたのだと思う。
裏でやっている棒法律番組は、法律番組の体をなくしつつある。
法律のことに少しでも興味があるなら見るべきだろう。