事実婚 新しい愛の形 (集英社新書)
本文中に書かれている「(現行の婚姻制度では)経済的負担と社会的責任ばかりが大きくなって、愛が消えても容易に別れられないのではたまらない」という男性の本音。女性としては耳が痛いけれど、そりゃそうだよねと納得(せざるを得ない)。「夫婦別姓がいい。夫の実家のお墓に入るのはイヤ」という女性の本音。我が身を振り返ってみても、その通り。
著者の渡辺淳一さんは、若い男女の非婚率が高まっていることを危惧して本著を書いたと記しているが、その一方で、最近やけに目につく熟年婚のニュース。結局、双方が経済的にも精神的にも独り立ちしているか、片方に相当な(経済的&精神的)余裕がなければ、愛のある結婚生活を維持するのは難しいのかもしれない。支えあい、いたわりあうやさしい関係がほしいなら、少なくとも自分も相手を支え、いたわる力が必要なのだ――そんなことを、あらためて考えさせられた。
「形だけの夫婦がどれほど多いか」という指摘にもドキリ。シビアだけれど本物の絆で結びつく「事実婚」……いいかもしれない。若い人だけでなく、今の結婚生活に疑問を感じている世代も、読んでみる価値ありの一冊だと思う。
NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
満を持しての佐藤直紀氏による大河ドラマ劇伴音楽です。
特筆すべきは、やはりオープニングテーマでしょうか。
弦の刻みと打ち込みのビートによる疾走感と、リサ・ジェラルドの歌声による神々しさが際立つ音楽となっており、今までにない大河ドラマのオープニングに仕上がっています。
その他BGMでも、時代劇にとらわれない自由な音作りがなされています。
たとえば「残炎」。エレキギターのコードによる重々しい音楽です。最近では第3話で武市半平太のシーンで使われました。
「夜明け前」では、前半に女性の歌声が、
「クロノスの刻み」や「標的」などではシンセサイザーによるリズムが使用されています。
メインテーマの変奏である「倒仰」や「海へ」も聴き応えがあります。
個人的にはおそらく弥太郎のテーマである「雑草魂」がお気に入りです。
(あの特徴的なメロディーが面白い)
総じて、従来の大河ドラマ音楽のように純オーケストラの重厚さはありませんが、
佐藤直紀氏の持ち味である「分かりやすさ」「自由な曲作り」が存分に発揮されているように思います。
新しい大河ドラマへの挑戦が感じられる一枚です。
ただ残念だったのが、いちむじんのギターによる紀行テーマが収録されていないこと。
二枚目(あれば三枚目)で収録されることを望みます。
マーフィー100の成功法則 (知的生きかた文庫)
潜在意識に関してはすでに様々な知識をお持ちの人が多いでしょう。しかし、私にとっては絶対的に信じるに至るまでの道のりは遠いものでした。
「そんなにうまくいく?」という猜疑心を拭いきれませんでした。
そんな思いで数年間。ある時、「ん?」がすべてのきっかけでした。
試しに1年後の目標を紙に書いたのです。実はそのまま忘れていたのですが、1年後に見てびっくり!。なんと、達成しているジャン!
と、このような体験をした人には実感として非常に納得いく本です。
様々な取りようがあると思いますが、信じたものの勝ちかなと。
それ以来、私はかばんに入れて毎日持ち歩いています。
良書です。しかし、依存しすぎると問題もありそうなので、星4つ。
ドーラとまほうのビン [DVD]
3歳になる孫に、英語に慣れさせたいと思って、試しで買ってみました。
物語の途中で質問がでると、孫が返答します。
「ピラミッド、うみ、お城」とか「黄色!」とか。
それに対応した「ピラミッド、オーシャン、キャッスル」も耳には入っていると思います。
未だ成果の程はわかりませんが、二巻目の「ドーラと3びきのこぶた」も買うことにしました。
孫に見せて、反応を見るのが楽しみです。
ドーラとハッピー・バースデー [DVD]
TVアニメが終わってしまってがっかりしていた娘の4歳の誕生日にプレゼントしました。
エンドレスで見ています。一緒に踊ったり、声を出したり。小さい女の子は大好きなんじゃないでしょうか