てんかん学ハンドブック
てんかんの診断・治療・長期管理について症例を挙げながら解説しているので、入門書としては当然のことであるが、一般外来の範囲でてんかんを診療することのある医師にもすすめられる。こういう分かりやすい解説が何故学生時代の教科書に無かったのだろうと不思議に思うほど簡潔にして明瞭。
プリンス~英国王室 もうひとつの秘密~ [DVD]
このDVDを見て、初めて知的な障害を抱えた王子がいたことを知りました。
そして、20世紀初頭という時代の中で、王家という特殊な一族であるがゆえに、一家族としての苦悩を隠さなければならなかったということも知りました。
メアリー王妃は、他の本でも子どもに対する関心は薄かったと書いてありますが、高貴な生まれで自分自身が乳母に育られていたら、自分の子どもであってもどう愛情を表現すればいいのか、考えが及ばなかったのでしょうね、きっと。
一方、乳母のララさんは、本当に前向きにジョン王子を支えて愛して教え導いていて、あの献身的な姿には胸を打たれます。
このような歴史に隠された物語は、今の現代の真実を知ることにもつながる、重要なことのように感じましたし、この後、エリザベス2世女王につながる歴史ももう少し掘り下げて学びたくなりました。
知られざる万人の病てんかん (医学教養新書)
「病名は聞いたことあるがどんな病気か知らない」「病名すら知らない」
てんかんは周りが無知だと偏見も多く、未だ周囲の理解がなかなか得られない病気です。
この本では、てんかんの歴史や、症状がどんなものなのか、詳しく書いてあるので
てんかんを持つ本人はもちろん、その周りの人に読んでほしいと思います。
鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)
テーマとしては痴人の愛と同じような方向性ですが、
この本の2編のほうが、短くまとまっていて読みやすく面白かったです。
いわゆる「インパクト」でいえば、こちらの2編のほうが強かったし、
読み応えがありました、私には。
息子の嫁って、魅惑的ですね。しかし。