男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 HDリマスター版 [DVD]
この作品は何と言ってもマドンナが元キャンディーズのランちゃん(伊藤蘭)である事ですね(自分は当時まだ幼くて後でキャンディーズの大ファンになったくちですが)。
キャンディーズ解散後に芸能界に復帰して間もない頃で、劇場公開当時ランちゃん目当ての若い世代が多く観にきていたらしいです。しかも同時上映はスーちゃん出演の映画だったとかでまさしくキャンディーズファンなら足を運ばずにはいられなかったでしょう。
伊藤蘭さん目当てで鑑賞したんですが今後も永遠に語り継がれていくであろう「寅さんシリーズ」のすばらしさをも知るきっかけにもなりました。
指揮者の仕事術 (光文社新書)
私は、「指揮者の仕事術」というタイトルから、「指揮者と楽団員のやりとりを中心とした軽い読み物かな?」と思って本書を読み始めました。
しかし、読んでみると、(a) 指揮のテクニック、(b) 著者自身がどういうふうに指揮者になり、バーンスタインなどざまざまな人からどんな薫陶を受けてきたか、(c) 純正調と平均律の関係、音程の「ずらし」のテクニック、(d) ベートーベン第九の歌詞の真の意味するもの、(e) 聖堂の建築様式の移り変わり・規模拡大に伴ってどのように音楽が変化してきたか、(f) ヴァーグナーが切り開いた総合芸術とバイロイト祝祭劇場、などなど多種多様なテーマがふんだんに盛り込まれた、非常に内容の濃い本でした。
「この内容であれば新書3冊くらいは出版できるのでは?」という感じです。
本書は「指揮者の仕事術が他の仕事の進め方のヒントになる」という読み方だけでなく、音楽論・芸術論としても興味深い本です。
力の入った充実した本であり、お勧めできる本だと思います。
ヒポクラテスたち [DVD]
ここに出てくる人物はほとんどが二十半ばから後半だ
なのにものすごい力にあふれ一人一人が自分の主張を持っている
持っていないのは主人公くらいだ
それに比べて今の若者はたかが二十代前半くらいで人生に見切りをつけ
何気なしに日々を送っているくそ野郎どもの集まりだ
寺山修司もいっていたが若者よ「怒れ!」
今だからこそこの作品の阿藤かいのように内藤剛志のようにぶち切れるべきなのだ
僕は主人公・愛作の切れた理由がわかる
こんかエネルギッシュなやつらに囲まれて自分は何をやってるのだろうかと
自暴自棄になりそれでも何をしていいかわからないときに
人に下手に慰められ笑われたりしたら
そいつは切れるか狂うしかないのだから
古尾谷雅人さんが死んでしまって何より悲しい
行政法入門
法学部の学生が専門課程に入って、初めて本格的に法を学ぶ時、あるいは社会人が資格受験のために初めて法を学ぶ時、一番重要なのはスムースにその法の勉強に入っていけるかということがもっとも重要だと思っています。
行政法は新司法試験でも必修科目となりましたし、憲法を深く理解する上でも重要な科目ですが、行政法独特の概念が理解しにくい部分があります。
理論だけで、最初からおしていくと、拒否反応を示す方も多いようです。
そこで、お勧めなのが藤田先生のこの著書です。
語り口調で、とても親切な説明のしかたをされておられます。
私は、合計3回この本を読ませて頂きましたが、読むごとに内容の深さに感動しました。
もちろん、入門書ですので、これだけで新司法試験に通用するものではありませんが、この本を一読した後で、中級向けの原田先生の基本書を読んでもいいですし、一気に宇賀先生や塩野先生の基本書に進んでもいいでしょう。
また、行政書士試験を受験される方には、受験用テキストではじめるよりも、まずはこの本を読むべきだと思います。
今の行政書士試験は、大切な部分をちゃんと理解してから、必要な知識を得ていく方法のほうが合格への近道になると思います。
とにかく、行政法の骨組みとキモを理解するには最高の入門書です。
大人の着こなしバイブル―なにを、どう着ればいいのかわからないあなたに
40すぎて、なかなか気に入った服がなく、結果、家族に「いっつも同じような格好」といわれ(トホホ)、
どうしたものかと思い、書店に行ったら、この本に出会ってしまいました。
三越伊勢丹新人研修の教科書、という宣伝文にやられました(笑)。
どうすれば垢ぬけてみえるか、組み合わせや選びかたなど、とても参考になると同時に、
なぜかそうみえるのか(みえないか)、という理由もわかったので、これからは服選びにそんなに迷わないと思います。
ちょっと立ち読みするだけでもいいかもしれませんが(自分も最初は買わなかった)、小さい字の解説に
重要な説明があったりするので、買って損はないと思います。
難をいえば、少し高いかな?というのと、シャツやジャケットの素材や丈の選ぶ方について
かいてあればなおよかったかな。でも、雑誌を2冊我慢しても買う価値はあると思います。