梶原一騎の世界
今から40年前にテレビで視聴した漫画の主題歌集である。私が小学生の当時とくに耳に残っていたのはバカボンのママやルパン三世の2代目だか3代目だかはしらぬが、峰不二子の声優を務めた声優さんの巨人の星での挿入歌(オーロラ三人娘)での歌唱力である。たんたんとした歌声が耳に心地よい。空手バカ一代の歌手はのちに仮面ライダーの主題歌やおよげたいやきくんの主題歌を歌い一世を風靡した子門真人である。はぎれのよい発音は聴くものに生き様のすがすがしさや真摯な気持ち等を感じさせられる。他に類を見ないすばらしい歌手であった。さらに、力石徹のテーマを歌ったヒデ夕木の奥深い歌声は人造人間キカイダーの主題歌でもおなじみであり、これまた数十万円でも支払って聴きたい声ではあるが、力石徹役の声優と同じくすでに故人である。非常に残念ではあるがこうしてCD1枚にしっかりと収められているので、入手した者にとって彼らの歌声は永遠に不滅のものとなりうるのだ!たかだかアニメソングと侮ってはならぬ!現在の少女一辺倒の駄作アニメや、あるいはマンネリの某海賊アニメと異なり、今後ともに日本人の人生の船舵をも努めるであろう究極の名曲集なのだ。完