未来を切り開く学力シリーズ 本多式中学英語マスター短文英単語
プロ家庭教師をしております。
定期試験対策には向きませんが、公立高校入試には最適です。
特に、偏差値が50前後で、60以上の学校を3カ月で目指す様な、奇跡的な伸びを達成するために使うのが最適でしょう。
英語は単語・文法・構文etcと分けてしまいがちです。
もちろんそれも大切なのですが、一度英語を勉強し終わった後にやるには、効率の良い勉強法を探すべきです。
時間がないと同時に、知識に偏りが出てくる時期でしょうから。
短い文を、単語・文法ごと覚えてしまう。
その文の単語を、別のものに変える
これは、英会話などの基本でもありますね。
例.I play tennis. を覚える → tennisをsoccerに変える
効率良い勉強をしたい方は、こちらを使いましょう。
五分後の世界 (幻冬舎文庫)
とにかく圧倒された。
まわりの景色がわからなくなり、時間と場所の感覚が無くなっている、そんな状態がおとずれる。
作品の出来や文章の質を問わずともかくインパクト、ということならダントツで1位に挙げる。
ゆえに時間のない時片手間に、というのは絶対にいけない。
「もしも○○でなかったら」「もしも○○だったら」というのはドリフは言うに及ばずこれまでも各メディアで表現されてきた題材であるのに、このインパクトというのはいったいなぜなんだろう。
思うにこの作品は、「体感」とくに「痛覚」に訴えるように書かれている。
だいたいがしょっぱなから、雨の山中をえんえん行進、ああ、しんどい。
その後も手足がちぎれとび、目には砂が入り、とにかく痛い。
ごていねいに、アメちゃんの相手をさせられる村の女の子のピアスまで引きちぎられる。ああ、痛い。
にもかかわらず、痛みを感じなくなる幻覚剤によって死ぬまで撃ち続ける兵士、なんて人をおちょくったものまで登場させて、さらに読者の「痛覚」が刺激される。
村上龍は徹底して「この痛みを感じろ」と迫る。「頑丈なやつ」村上。
キッツい作品だ。でも、体で感じた痛みは忘れない。何かをふっきりたい時には効くかもしれない。そんな痛い小説。
現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫)
放送大学の講義をまとめたものであるだけに、とても読みやすくまとまっている。現代思想というといろんなものがありすぎて、どう全体像をつかめばいいかわかりにくいが、本書ではテーマ別にまとめられていて整理に役立つ。
導入部分で現代思想全体がどういう現代的問題から発しているのかを4点にまとめてあったのも、わかりやすかった。それは「ポスト・グーテンベルク」「ポスト・モダン」「ポスト・ナショナル」「ポスト・ヒューマン」である。活字文化、啓蒙、国民国家、人間と非人間の峻別といった近代の条件が崩れていったところに現代思想は挑んだのだということである。詳細は読んでいただくほかないが、現代思想=ポスト・モダン=大きな物語の終焉、くらいのイメージしかなかった評者にとっては、現代思想がどんな時代の変化を受け止めて近代の思想を乗り越えようとしたのかがよりクリアになったという印象である。
テーマごとに文献案内も充実していて、さらに深く勉強したい人にとっても便利なガイドブックとなるだろう。