マカリイ
名曲「昴」のアンサーソング、というフレコミの「マカリイ」を、いささかセコイのだが、アルバムになるまで待って買った。当然、「四季の旅」シリーズは全曲収録されているものと思っていたのが見事に外された。収録されたのは3曲だけだった。
それはさておき、私はこのアルバムを入院中に聞いたのだが、「マカリイ」の「ヨーソロー ヨーソロー」の掛け声にはずいぶん励まされた。おかげで元気に娑婆に戻ることができた。ありがとうを言いたい。
人生という旅の終点近くを生きている私には、「経典」のように聞こえる歌ばかりだ。
でも、「四季の旅」はシングル盤を買わなければならないね。
ながいながいペンギンの話 (新・名作の愛蔵版)
子どものころ読んだ、2羽のペンギンの成長物語。
当時の担任の先生が、毎日少しずつ読み聞かせてくれたことを思い出し、購入。
わが子に、と思いましたが、自分で改めて読むにつけ、当時とまた違った感情を覚えます。
親の立場から、ペンギンの成長を通して学ぶことが多い作品でもあります。
状態がよいものがお安く出回っているようです。
みなさんも、ぜひご一読ください。
ペンギン村に陽は落ちて
圧倒的な知識に加え、発想力が凄い。さすが文壇でも、独特の位置を占めるだけある。この本は、ドクタースランプ、ガラスの仮面、筋肉マン、うるとらまんドラえもんなどの漫画を「徹底的に」破壊した小説で、至上の名作である。どらえもんでは、パパが「役立たずのゴミ」として扱われる。なぜか菊池桃子が出てきてマスターベーションの話を延々とする。うるとらまんでは、怪獣と恋をするウルトラマン妹筋肉マンでは、ケンシロウがでてきて「ぺろぺろ」みたいな擬音しか喋らない。ガラスの仮面が、個人的には最愛する。なんちゃらカンガルーというわけのわからん役でシュールさと知的さ満開である。
旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ スペシャル・エディション [DVD]
年々入場者が減り、廃園寸前まで追い込まれた旭山動物園の復活の物語。園長が陣頭指揮をとり、いくつもの改革を行う。年配の飼育係が懸命に動物園存続のため行動する姿に感動しました。主演西田さん、脇を固める助演のベテラン俳優たちが光る1作です。
桜は桜/夢になりたい
夏(ツバメ)、秋(ロード・ソング)、冬(十三夜/マカリイ)、そしてこの春(桜は桜/夢になりたい)と続く「四季の旅」シリーズの“完結編”。老錬の境地に入ったチンペイさんがここでも「ひたすら散る」花を、人生になぞらえて歌い上げる。
「旭山動物園物語」の主題歌、「夢になりたい」がいい。特にアルバムにはまず収録されることはない「西田敏行&出演者バージョン」は、同じ歌とは思えないほど楽しい。失礼ながら、この1曲だけでも充分お釣りがくる。
映画のラストで、西田敏行演ずる退職した園長が歩いて行く姿を延々と写していたあのシーンに重なる。何かを成し遂げた男の背中だった。