the ジブリ set
HOUSE系のアレンジを多く手がけているDAISHI DANCEのジブリサウンドとのコラボアルバム。
HOUSEと聞いてちょっとどうかと思った方、心配する必要はありません。本日届いて通しで
聴きましたが、元の曲の雰囲気を壊さないように凄く咀嚼され丁寧に仕上がっています。
殆どの曲でピアノがメインに鳴っていますからうるさくもなく聴いていて心地いいです。
通常この手のアレンジものはアレンジャーが冒険して聴き手がガッカリするものですが、
この方も余程好きなんでしょう、上手くツボをおさえています。
それとボーカル有りの曲が3曲入っていますが、こちらも全編英語歌詞なので違う意味で
元曲との違いを非常に楽しめる仕上がりとなっています。
今回DAISHI DANCEのCDは初めて購入したのですが、他のアルバムにも興味がわきました。
My Neighbor Totoro / English Subtitled [VHS] [Import]
孫がロサンジェルスに6ヶ月ほど両親と滞在したときに購入しました。帰国して毎日見ています。英語が不思議な言葉では無いようで、楽しんで日本語版と交互に見ているようです。それで、彼等のいとこ達4名も、親が購入しました。ちなみに孫達は4才から0才まで7名です。子供が日頃喜ぶ、内容を熟知している宮崎駿シリーズが英語版になることを希望します。
アナーキー・イン・ザ・JP
ここまで6作のレビューは見事に星が分かれているが、面白いのは、レビュアーの多くが「中森明夫の小説を読んだことがなく」「大杉栄やその時代をよく知らない」「アナーキーインザUKを聴いてなさそう」という点。
この本って、作者(中森さん)題名(セックスピストルズ)そして大杉栄の何れかに魅かれなかったら、手が伸びる本には思わないのですけどね、実際、その3人に興味ないなら読んでもよく分からないと思うし。
帯紹介的には、21世紀少年のシンジと19世紀生まれの杉さん(大杉栄)が脳内同居するという2者の関係ですが、2人の媒介としてのシド(セックス・ピストルズ)が絡んでくることで、19世紀の思想と21世紀の感情と20世紀の旋律が交錯していく終盤は、まさに圧巻・・・なはずですが、それが言葉の羅列としか伝わらない人(つまり、リアリティを持てない人)には低評価となるのも無理はないかなぁと・・・
実際、ここまでやるかというメインとサブとのカルチャー知識は、多くの読者を圧倒するというよりは、脱落させるだけだろう。
ただ、シンジ的に、電子辞書とwikiを頼りにでも読み進めれば、3人の時代の閉塞感に圧迫された者達(ちなみに、杉さんが30代、シドが20代、シンジが10代となっている)のアナーキーな進み方を感じるだけでも、青春小説として読みがいはあるはず。
まぁ、昭和サブカル最盛期を過ごした世代として、メディア(サブカル世代)の高評価とここでの低評価をみると、時代が一つ動いたこと、中森さんも中森信者達も年をとったということは感じざるを得ない。
床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)
日本では「床下の小人たち」として訳されているこの本。生活必需品をなんでも床上の人間から借りてきてしまうからこのタイトルがついています。人間にみられないように物を借りてくる生活というのはさぞかしスリリングでしょう。Borrowersのために人間がいるのよ!という彼らの考え方も面白い。daだから、生活は借り暮らしで、盗んではいないと。もしそうなら、なぜ見られてはいけないのかな??子供の頃に読んだこのシリーズ、続きも読んでみたいですね。
崖の上のポニョ [DVD]
ジブリがここまで成功できたのは、プロ声優の力があってこそだと言う事を。
島本須美しかり田中真弓しかり、日高のり子、高山みなみしかり。
「トトロ」メイ役の坂本千夏の神演技しかり。
彼女ら(彼ら)の存在こそが作品の面白さを伝えてくれたと言っても過言ではない。(小説や漫画も面白いけど)
では、プロ声優をメインに使わなくなってからはどうだろうか?
「面白いけどね‥う〜ん…」
そんな感想がほとんどではないだろうか。
ポニョも同じです。
「面白いけどね‥う〜ん…」