海がきこえる [DVD]
当時、夏休みをだらだらと過ごしていた僕は、この作品をたまたま点けたTVで見ました。
うだる暑さも収まりはじめた夕方、何となく見始めたそのアニメはあっという間に終わり、でも、ちょっと清々しくて不思議な余韻を残してくれました。
今でもこの作品を見る度に、あの時の不思議な感覚が蘇ります。
僕にとっては夏の夕涼みのアニメですねぇ
なんて素敵にジャパネスク ―新装版― なんて素敵にジャパネスク シリーズ(1) (なんて素敵にジャパネスク シリーズ) (コバルト文庫)
雅な平安朝に時代設定を置き、藤原家の瑠璃姫をヒロインにして、陰謀渦巻く宮廷を舞台に恋と冒険を描いた絢爛絵巻。同時期に発表された作者のエッセイを読むと、東京に出てからは精神的にだいぶ落ち込んでいたらしく、本作はその反動で王朝文学を現代感覚で明るく爽やかに描こうとしたものらしい。題名にそれが良く出ている。
良くある設定ではあるが、瑠璃姫は姫様と言っても"おしとやか"で"はかなげな"とは全く正反対の活発な娘。いつも弟や恋人(本巻では候補 ?)の高彬を叱り飛ばしている。そして、瑠璃姫には心に決めた永遠の恋人"吉野君(よしののきみ)"が存在する(本巻では未登場)。だが、藤原家の姫である以上、天皇家に嫁入りする可能性は高い。実際、時の東宮は瑠璃姫を気に入っている。高彬は東宮の腹心とも言える忠実な部下で、瑠璃姫に恋心を抱いている。この三角関係(吉野君を入れると四角関係)が物語の一つの柱。これに東宮を巻き込んだ陰謀話が毎回絡む。陰謀対策は本来、高彬の役目なのだが、勿論瑠璃姫も大活躍する。窮地に陥った瑠璃姫を助けるのは高彬なのか、それとも...。
舞台設定を平安朝に持って行く事で、背景を自由自在に豪華に出来、かつ会話やストーリー展開は現代風なシャレた軽いノリで行ける。巧いアイデアを考えたものである。本作は好評だったようで、この後続編が数作続く。王朝気分で恋と冒険の物語を優雅に楽しめる快作。
なんて素敵にジャパネスク 人妻編 9 (花とゆめCOMICS)
帥の宮との対決が終わり、一息の瑠璃姫。
他方で、高彬の動き、藤宮との会話の中で、まだ解決して
いない本当の帥の宮の本当の狙いが少しずつ見えてくる。
帥の宮編のクライマックスに向けて繋ぎの役目の本巻。
いよいよ本シリーズも終わりなのは寂しいところですが、
早く続きが読みたいと思わせる本巻です。
なんて素敵にジャパネスク 人妻編 10 (花とゆめCOMICS)
待ちにまった続編です!この年で引き込まれるほど読めるマンガってないのですが、これは本当におもしろい!師の宮どうなっちゃうのかな?続きが楽しみです!
海がきこえる [VHS]
登場人物の雰囲気や話の内容など全てにハマリました。
なんていうか私の育ってきた環境と作品の中の環境はまったく違うはずなのに、なぜか「なつかしい」という感じです。
文庫も出ていますがこちらもとても楽しめました。挿絵が描かれているので、人物の動きが想像しやすいです。早くDVD化してくれることを願っています。