CODE OF PRINCESS 西村キヌ アートワークス+公式設定資料集
カプコン繋がりと言うことでモーレツ宇宙海賊あきまんデザインワークスと一緒に購入させて頂いたのですが、
サイズが一回り大きいあきまんデザインワークスよりも500円高かったことに驚きました。
キヌ先生の名前を前面に出しているのですが、せっかくのキヌ先生の絵が小さすぎる!
カプコンデザインワークスの時みたいに詰める必要がないのに非常に残念に思えました。
その癖にアニメ塗りの方では一ページ丸々使ってキャラクター紹介をしており、
心身大きく載せるのは逆だろ!って思ってしまいました。(どちらも大きく載せてくれるのが良いことなんですがね)
3Dも個人的に主要キャラくらいはたとえローポリでも大きく作り込みが見たかったですし、
設定資料集ならば是非とも載せて貰いたかったです。
本当に勿体ないところが多いですが、
それでも制作者のメッセージや熱いコメント、キヌ先生の細かいラフ資料にはこの作品に対する愛を感じました。
EMOTION the Best 幕末機関説 いろはにほへと DVD-BOX
まずこの作品は幕末を舞台にした本格アクション時代劇です。基本的には史実どうりにストーリーが進んでいきますが、要所要所にオリジナルの
設定や派手な演出を加えており和風ファンタジックな作風に仕上がっています。
なんと言ってもこの作品の魅力はその世界観と幕末という時代に生きる人々の描写にあるかと思います。和と洋が入れ混じった街並みや情景は浪漫が
あふれます。維新志士に新撰組、そして諸外国の脅威とまさに日本が激動としたこの時代は胸が熱くなります。
そしてこの作品は、「芝居」という要素をコンセプトの一つとして取り込んでいます。こういった要素を取り入れている幕末ものの時代劇は他にはない
ので、とても斬新ですね。それと物語の山場に「芝居」を利用した面白い仕掛けもあるので是非見てもらいたいです。
そしてキャラについてですが、主要キャラのビジュアルはかなり格好良くデザインされているのでみんな画になります。内面的な部分も主人公は宿命を
背負い、その他のキャラもそれぞれに尽くすべき忠義と信念がありとても魅力的です。
ストーリーについては前述した通り史実をベースにつくってあるので、歴史や幕末ものの時代劇が好きな人ならさらに楽しめると思います。その他には
主人公とヒロインの女の子との関係も微笑ましいです。特にヒロインが主人公を一途に想う姿は可愛かったです。
最後になりますが、音楽、ストーリー、キャラ、映像と総合的にレベルの高い作品だと思います。その中でもOPアニメーションの流れるような作画と演出
は一見の価値有りです。
ロード オブ ヴァーミリオンRe:2 画集 銀 ~Ver. R2.1 Illustrations SILVER~
商品説明にあるとおり、銀画集ではカードイラストに加え、
メインビジュアルやデッキケース、カードアルバムインデックスのイラストが入っています。
金・銀両画集の表紙の二人のイラストも収録。
巻末には、設定資料集(全7p)と、ニドとリシアの装備(全6p)が載っています。
また、6pにわたるバーサーカーとスピカの小説も掲載しています。
ヴォリュームとしては満足いくと思います。
紅・蒼画集で不満として上がっていたことが、この画集では改善されていることも高評価です。
ただし、
金の画集もそうでしたが、銀でも萌え多めです。
(正確に数えてませんが、全体の2割くらいあります。
萌え系か非萌え系かが微妙なラインの絵も多いので、私の目線でですが・・・)
非萌え系の女キャラクター、男キャラクター、クリーチャーの枚数は少なくなっています。
とりわけクリーチャーの数は、いままでの画集と比べればかなり減った印象です。
クリーチャーを描くときの参考にしたいという方にとっては不満が残ります。
(サンプル画像は、数が少ないクリーチャー系をわざと選んでいるような?)
また、見開きでは違和感を出さないように、なるべく同じ雰囲気のイラストを並べるようにした工夫は見られますが、
それでもやはり萌え系と非萌え系の温度差がけっこうあります。
例えるなら、サファリパークにいるライオンの群れの中に子猫が混ざった感じ。
子猫は子猫でかわいいのですが、普通サファリパークに行く人はライオンを期待しているもので・・・。
結果として中途半端な画集(世界観)になってしまった感じです。
非萌え系イラストレーターでも十分可愛い女の子を描く方は多いのに、
わざわざ萌え系を引っ張って来たのは、開発陣が方向性を間違ったような?
今作ではPR・SPカードに多い萌え系のイラストについて、金・銀画集の所感。
他とは一線を画す画風を持つ方から、典型的な萌え絵を描く方までいます。
大方の典型的な萌え絵はエロさをセールスポイントにしているため、
胸や尻の露出を多くし(中にはほぼ裸もあります)、カメラ目線。
男を誘っているような雰囲気のおかげで、従来のイメージが壊れてしまったキャラもいます。
オリキャラに淫靡なことをさせるのはいいとしても、
他のイラストレーターが考えたキャラでやってしまうのはいかがなものかと思います。
そのキャラクターのファンから見てもいただけません。エロ同人じゃないんだから・・・。
萌え系のイラストレーターの中にはエロ同人を描かれている方もいると思うので、
商業用とエロ同人誌の区別があいまいになっているのでは?
もうちょっとモラルを持って欲しいです。
ポージングと構図についても、ほぼ同じものが多かったです。
座り姿勢で胸元と太ももを強調してカメラ目線、キャラのほぼ全体が入る引き構図、中心に被写体を持ってくる日の丸構図。
よって、他の萌え系イラストと印象が似通ってしまってしまい、味の変化に欠けます。
おそらくは、萌え系の書籍に載せるような萌え絵ならば、このようなポーズで股下からパンチラさせるのが常套手段なのでしょうが、
LoVは健全なゲームなのでパンチラは禁止されているらしく、ただ座ってるだけになってます。
座り姿勢や日の丸構図が悪いわけではなく、もっと何か別の要素を盛り込むか、別のポーズを考えるべきだったといえます。
非萌え系のイラストに比べて個性や絵の密度が弱いなら、構図やシチュエーションで凝らなければ見劣りします。
エロさについて、非萌え系でもエロくしているイラストレーターはいますが、
エロさの他にもポージングや迫力などで魅力を出そうとしています。
ですが、(全部がそうではありませんが)萌え絵は、「エロを入れりゃいいんだろ」と考えて描いた感じです。
厳しいことを言ってしまえば、魅力がない。
エロさも魅力のうち、という方もいるかもしれませんが、女の子の肌の露出を多くするだけというのは安直すぎますし、
前述の通り萌え絵の最大の武器であるパンチラがないため、正直エロさは微妙です。
非萌え系のイラストレーターが描いた、ダイナミックなポーズをしたキャラほうが遥かにエロいです。
萌え絵の中には半裸や塗れ下着がありますが、露骨過ぎて、
お呼びでないものを押し売りをされてるみたいで不快に思います。
開発陣から、「エロ多めで」と頼まれたにしても、もっといろいろなアプローチがあったのでは?
LoVというブランドを背負いながらも、安直な寸止めエロだけで攻めようとするのは甘いです。
よって☆一つをマイナス。
せめてエロでいくとしても、電撃〇〇系の雑誌に載っているような路線とは違う、
新しいアイデアを見せて欲しかったです。
各画集のコメントを見る限り、LoVは新規参入のイラストレーターには好きに描かせるというモットーがあるようですが、
さすがにこれはラフ段階でちゃんとリテイクをかけるべきだったレベルです。
以上、私が萌えに興味がなく、厚塗り目的でこの画集シリーズを買っているので、
萌えに対して辛口のコメントしていますが、なかなか凝った萌え絵もありますし、
参加している方々は、昨今増加している萌え系のイラストレーターの中でも
間違いなく高いレベルを持っているので、
厚塗りも萌えもOKという方には両方楽しめる珠玉の画集だと思います。
また、様々なイラストが入っているため、
自分が知らなかった画風も触れてみたい、自分が目指す方向性を見つけたい、という方には非常に役立つ画集だと思います。
そういった方にとっては☆5つとお考えください。
ファイアーエムブレム 覚醒 設定資料集 Knights of Iris
まず先に、個人的には大満足です。
ちょっとずつながら、各イベントムービーの絵コンテがあったり、
3DSの小さな画面では、ちょっと物足りなかった
イベントシーンがちょこっと大き目な状態で収録されていたり、
マイユニットとの一大イベント(?)の全イラスト収録とか、
全キャラの単身イラストとか、
キャラクターのみならず、各種クラスや武器の設定画やら、
魔符を全部収録とか、ビジュアル面では満点のできかと。
あと、圧巻なのが、会話とか、エンディング時の後日談とか、
カップル後日談とかが、トコトン収録されている点ですね。
支援会話周りは、確かにゲーム内で見た分は、
自由に確認できますが、子供との会話を考えると・・・
回収を断念していたヘタレとしては、嬉しい限りです。
ちょっとだけ残念な点は、
『設定』と入っていながら、
設定周りのことは、ほとんど載っていませんので・・・
それっぽいのは、『キーワード解説集』と
銘打たれたものが2Pあるだけで、
内容もゲームを普通にプレイしていれば普通に得られる情報ですので・・・
もう少し、この辺りが充実していたら・・・と言うのがあります。
ビジュアル面と台詞面での資料としては、☆5つなのですが、
『設定』な部分が微妙なのと、
¥3,000オーバーな値段なので、
表紙をハードカバーにして欲しかったかな?
と感じましたので、☆一つマイナスで、☆4つにしました。
ただ、欠点を考慮に入れても、
ファンなら手元に置いておいて損はないできだと思います。