天井桟敷の人々 [DVD]
ナチ占領下でこの大作を創ったフランス人の政治力に驚嘆。監督マルセル・カルネはいかなる人物であったのか。
作品への驚きは二つ。
1:パリの下町の庶民が生き生き。これはナチズムの映画としての戦いとみた。
2:パントマイムという最高の芸をみることができること。
パントマイムを演じるパチスト(ジャン=ルイ・パロー)、美しい女性ガランス(アルレッティ)との純粋愛。とにかく、パチストの芸に感動!
最後は女が去っていく。群衆にまぎれて、追い求めるパチスト...。
実に3時間。2部構成。
最高の作品。とくにパントマイムを演じるジャン=ルイ・パローには、驚きをあたえられること必至。死ぬまでに一度は観ておかないと...
天井桟敷の人々 [DVD]
この映画はスゴイ。何もかも。何度見ても大感動。しかも判る人には判るという類ではない。多分本当の傑作とはそういうものでしょう。それが今このようにdvdで、画像、音声のマスター最高に仕上がってます。古くなんか全然ありません。映画嫌いも好きになるかも。
天井桟敷の人々/嘆きのテレーズ [宝島シネマパラダイス・DVD2枚組]
「嘆きのテレーズ」目当てで購入しました。傑作と世評の高い作品であるのは前々から知っていたのですが、テーマがいかにも重く、なんだかイヤ〜な気分になりそうで、ずっと見るのをためらっていたのです。
しかし、今回意を決して購入してみると、これがなんと、あまりの面白さにぐいぐい引き込まれて、ラストまで一気に見てしまいました。物語自体は噂通り本当に深刻で、救い難いものなんですよ。なのに暗さを暗さと感じさせない。息もつかせぬエンタティメントとして、時間を忘れて楽しめてしまう。すごい、と思いました。こんな暗い話をこれだけ面白く見せてしまうのは、もはや監督の手腕以外にないな、と。
以前の私と同じように、この映画を、きっと暗かろうと食わず嫌いしている方。そういう方にこそ勇気を出してぜひ見ていただきたいと思います。天下の名作「天井桟敷の人々」と2枚組セットでこのお値段ですから、超、超、超、お買い得。絶対満足していただけるはずです。