風が強く吹いている スペシャルエディション (初回限定生産) [DVD]
原作を読んでから見たものですから、
話のはしょり方に「?」です。
もう少し、キャラクターの内面に割く時間が
あってもよかったのでは?
練習風景を削っても、そのほうが良かったなぁ
原作では泣けて泣けてしょうがなかった
箱根駅伝のシーンが、意外と「ふーん」でした。
ただ、走役の林遣都の姿が、もう「美」としか
いいようがないです。これだけで見る価値あり。
また、竹青荘の様子が、なるほどこういうイメージか!
ハイジ役の小出恵介もいい。妙な説得力があって。
双子の斎藤兄弟もよかった!!キャラクターのイメージでいえば
一番ぴったり。
見ていて心が晴れますね。落ち込んだときには見返します。
スペシャルエディションである必要はなかったけど
風が強く吹いている (新潮文庫)
映画を先にみて、人物の描き方が中途半端に感じたので、原作を読みました。
映画化によって削られた部分、付け加わった部分、それぞれ善し悪しはあると
思いますが、箱根駅伝でのハイジの描き方には雲泥の差があると思いました。
見た目に分かりやすい感動に仕立てた映画、映像的には地味だけど、
読んでいて震えるほどの本物の魂の走りを描いた小説。
私は小説の方がずっと好きです。
よくある安っぽいスポ根物とは一線を画し、結果が全てではない、
スポーツの本当の喜びを描いた傑作だと思います。
陸上をテーマにした小説では、「一瞬の風になれ」がベストだと思っていましたが、
高校生と大学生の人生経験の差、もしくは挫折の深さの分、こちらの方が
奥が深く感じます。
風が強く吹いている
箱根駅伝を走る若者達の生き方が、楽しくて、気持ちよくて、美しいです。10区だから、10人いるわけですが、10人それぞれの状況やら気持ちやらが、ちゃあんと、生き生きと伝わってきて、みんなを大好きになれました。
私は平塚中継所の側に住んでおり、時には旗を持って沿道へ行く事もあるのですが、10区間のそれぞれの描写にも感心しました。本当っぽいです。よく、これだけ調査したもんです。
また、実際に中継を見ていると、選手達が、東京から「アッ!」と言う間に平塚まで来てしまうので驚くのですが、そういうスピード感もちゃんと表しているし、しをんさんは若いのに凄腕ですねえ。
今度のお正月には、大好きな竹青荘のメンバーが走っている姿を幻視してしまいそう。
【多売特典生写真無し】風は吹いている (Type-A)(数量限定生産盤)
「元気」「楽しい」「かわいい」のイメージが強いAKBというグループの中ではやや地味な印象の曲。映画館で初めてフルで聴いたときからCDで聴く今もその印象は変わらず。
PVもリアルどこでもドアから出てきて歌うだけ、しかも衣装が同じためメンバーの区別がつき難い。
ただ年間4、5枚のペースでシングルを出しているのだからこういう曲を出すことで楽曲に幅ができるのは間違いなく、長い目で見ればとても重要な曲になるかもしれません。
なんせ「復興応援ソング」だし。
それにもうすぐ次の曲が出るわけだし、次回が「いかにもAKB」見たいな曲を出してくれてこの曲がその布石だったとしたら、それはうれしい。
前作「フライングゲット」と比較すると特典映像が短いのでその分減点して星4つです。
まああくまでAKBにしては・・・であって新曲に全部PV作ってくれるなんて相変わらずのサービス精神です。