愛の祭典―クリスマスアンソロジー
山北宣久先生にしてはわりとまともな本(笑)・・・といっても、彼の著作ではなく、クリスマスに関連したさまざまな話を古今東西から収集したもの。ルターから辻宣道までクリスマスの祈り16編、アウグスティヌスからカール・バルト、マザー・テレサ、内村鑑三から隅谷三喜男までクリスマスのショート・メッセージをたくさん収録、パスカル、キルケゴールからアグネス・チャンまでの名言やクリスマスにまつわるエピソード、例話、民話、童話も豊富。お得意の小咄も控え目ながら忘れていない。編者の博識が光るクリスマス・クイズには「へぇ~」の連続。牧師の説教のネタに、信徒のクリスマス再発見に、伝道用トラクトに載せるひとことメッセージに、まだ教会へ行ったことのない人のクリスマス入門に最適。