Mr.FULLSWING 1 (集英社文庫 す 11-1)
第一印象:ギャグはスピード感があって面白いけど、変則野球が荒唐無稽すぎ。
リアルな体育会系野球経験があると、この世界に入り込むのは難しい。
冒頭からヒーローが、女子更衣室覗きますし…。
しかし、周囲にはまっている女子が多く、思いなおして、読み直したら評価が変わりました。
正座して読むと、いつのまにか熱いドラマとギャグの密度に引き込まれる。
えーとですね、女子更衣室に突撃したり、経歴詐称したり、
のっけから、主人公が、ダメな目立ち方で自己アピールするのですが
それはおそらく作者の「この漫画で絶対人目を引かなきゃ」「生き残らなきゃ」
という必死な気持ちと直結しています。
凪さんの前で「すべてのポジションができます」と大言壮語する主人公と
連載を勝ち取って読者の前に「ミスターフルスイング」を差し出す作者の気持ちは
たぶん同じです。
冷静な人からは、カラ回りに見えようと、好きな女の子のために、大口を叩き、突飛な格好もして、なんとか活躍しようとがんばる。
正面からの突撃を愚直に繰り返す主人公に、初めは引いていた人も、どんどん引き込まれて、猿野天国の、そして鈴木信也のファンになっていく、そういう作品です。
キャラのバラエティが多いのに、設定や性格をご都合主義で崩さないのも、さすが
少年ジャンプで長く続いた漫画は、やはり、タダの漫画ではないという感じ。
もちろんもっとリアルな野球漫画の方が好きな方もいるだろうけど、
たとえば野球なんかに興味がない今時の女の子は、僕がすっごく面白いと思う「ラストイニング」とかでも「野球はルールが難しい」と言います。
逆にこの作品は、テレビがナイター中継だと(ドラマが中止で)がっくり来るようなタイプの子供とか女性たちを山ほど野球世界に引きずりこんだと思う。
そういう意味でも、もっと評価されていい作品だと思います。
Mr.FULLSWING (20) (ジャンプ・コミックス)
猿野が告白された話も去ることながら、セブンブリッジとの戦いも見ものです!
信也氏ならではの個性溢れる新キャラの登場に、今まで試合をしたことがなかったキャラたちの一面も見れたり。
とっても面白いです!
そして剣菱の努力の強さ。
病気持ちなだけにあそこまで強くなった、剣菱には感嘆せずにはいられません!
それに華武の試合も少しながら見られたこともファンとしては嬉しい!
王者と呼ばれるに相応しい圧倒的な強さを見せ付けられましたッ!
最近、ミスフルがつまらないと言う方も多いのですが、私はずっとこの漫画を読んでいきたいと思います!
Mr.FULLSWING 3 (集英社文庫 す 11-3)
万事休すと思われたキャッチャーフライは、犬飼により阻止される。
そして。
試験開始以来噂されてきた「伝説破り」を再び、そして改めて
天国(あまくに)は周囲に見せ付けたのだった。
やっとの入部つかの間、先輩との力の差に愕然とする1年勢。
そんな中、GW合宿で放り出された山の中開催された
クロスカントリーでなんと、天国と犬飼がペアを組む事に。
そしてやはり事件は起こるのだった…。
Mr.FULLSWING 9 (集英社文庫 す 11-9)
本ッッ当に面白い!!
ギャグが凄く笑えます!
感動できるところもあります!
ただ下品なところがあるのでそーゆうのが嫌いな人は読まない方が良いやもしれません。