スピリチュアル・ピープル
楽曲のバラエティが豊かなので、これだけの懐の広さに対応するには、聴き手にも自由な気持ちが要求される。
つまり、ギャング・ラップやダンス・サウンドのように、イメージや態度を最初から決めて聴くには向いていない、ということ。簡単ではないのだ。
どの曲も、平和を祈念しつつ、のどかな光景を描きながらも、理想を追いかけており、わざわざオリジナルのジャケットに歌詞を記載してくれているのだから、なるべくそれも読みたいところ。
たとえば(3)、「カリフォルニアに上京して、パフォーマーとしてキャリアを積もうとしたけど、あ~あ、結局ソウルを失って、感覚も鈍ったのさ」といったセリフには深い感情がこもっている。
「オレには、このスモール・タウンが向いているんだ」と歌いはするが、スピーチの作る音は、むしろ宇宙感覚に満ちている。
アルバムを通して、決して閉じこもらずに、むしろ、思う存分広がりを見せるのが魅力である。
ビートの利いた曲が多いので田舎臭さは緩和され、キーボードの放つエレクトロ・フレーヴァーも隠し味として強い効果がある。
デラ・ソウルを髣髴とさせるようなオールド・スクール色の強い曲も楽しいし(13、21)、チョロチョロと水の流れる音に小鳥のさえずりだけを添えた「一杯の水」というスキット(7)も心なごむ。こういうサービス精神のあるスキットなら、いくらでも歓迎だ。
ただ、日本盤解説にあるように、スピーチ自身維持するのに苦労したという統一感には、やや欠けるかもしれない。散漫で、ついていけないという人も中にはいるだろう。それでも、スピーチの作品群の中では、かなり「上位入賞」の出来だ。
ロックド・イン症候群―ドクター勾坂の事件カルテNo.01 (ドクター勾坂の事件カルテ (No.01))
執筆時、大学病院の先生が書いたミステリーで、医療技術のみにかかわらず、コンピューターも駆使して、主人公のドクターが活躍します。 初心者が読んでも、わかりやすい医療用語解説や、車などのちょっとしたこだわりの描写が、「ロックド・イン症候群」と、それを巡る大学病院・医療メーカーとの暗い部分を暴く主人公の活躍をコアにした話の展開と、うまくミックスされています。 最後の解決が、ちょっと早送り(主人公の恋人の活躍もバックグラウンドでなので、ちょっと残念)ですが、続編もあるし、著者は医療エッセイなども出しているので、今更ながらこの作家は要チェックです。
とびだせ どうぶつの森
シリーズ(ほぼ)初体験です。
まだ始めたばかりの序盤のせいか、とにかくたくさんお金を稼ぐ必要があります。テントから家へするための代金、家の増築の代金、公共事業の費用、etc、たくさんのお金が必要です。
魚を釣ったり化石を掘ったり、そしてそれを売りに行ったりで、村中を走り回って頑張ってお金を稼ぎます。
でもそう広くない敷地に色んな要素が詰め込まれた村なので、そんなに気持ちよく駆け抜けられるわけでもありません。微妙な場所に立っている木が邪魔だったり、通り道に咲いている花を踏んづけてしまったり、石橋の上で立ち話をしている住民を押しのけたり、ちょっとイライラしながらも西へ東へ奔走します。
で、そんな村での暮らしにも多少なれてきた所、自分は何をそんなに急いでるのかと不思議に感じてきました。
特に期限が定められているわけでもなく、何をするにも焦る必要はないはずです。その日にできる範囲で、できることをやればいいわけです。
そうして気づくと無意識にBダッシュを使うことが減っていき、基本的にはあるく、時にはさらにスローペースでのんびりと移動するようになりました。
(少なくとも現時点では)住民に走り回っているような人は一人もいません。四六時中ダッシュを繰り返していた自分の方が、この村にとっては異端だったのでしょう。他の住民と同じペースで村での時間を過ごし始めた時、最初に感じていた幾つかのイライラを覚える要素について、特に何も感じなくなっていることに気づきました。
現実はいつでも人との比較で評価が決まるのでスピードがとても大事ですが、ここではそんなことを気にする必要はないのでした。
いつでもマイペースで自分を迎えてくれるどうぶつの森は、なんかいいですね。
P.S.
自分はDL版を買いました。このゲームの性質上、パッケージ交換が不要なDL版の方がオススメかなと思います。
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レビュー通り最強のアイテムです。iPadのWIFIを使用していますが、一日安心して使えます。またiPadの3Gのスピードが非常に遅いので、ぼくのイーモバイルをみな使います。3GかWIFIかで悩んでいる方は、WIFIでこの商品を購入することをおすすめします!