SNAKE HIP SHAKES
戸城が抜けても出来るじゃん! 僕はこのアルバムを聞いて思った。裏を返せば戸城氏脱退とメジャーシーンからのドロップアウトが、逆にメンバーの結束を強めた。だからギターの松尾氏はこのアルバムを特別視するのだろう。
たしかにスネイクとしては、後作の「VIRAGO」「NEVER SAY DIE」の方が完成度は高いが、現在「ジギー」と名を戻し活動を続ける彼らにとっては、リ・スタート的な意味で特別なアルバムだったのだろう。
評価的には曲数が少ないが捨て曲も少ないと思う。「PRIDE」のような極上森重節炸裂の曲もある。新加入のベーシスト津谷氏のベースの歪み具合も好きだ。ドラムのJoeも躊躇いなく2バスをキックしまくってる曲もある。松尾氏はコンポーザーとしても機能してきた。なによりライブ映えする「POISON CHERRY」の収録が嬉しい。曲によってはキーボードの河辺氏が参加している。しかしこのアルバムの曲は、メンバー4人で充分演奏出来るのが強みだ。
ALL THAT ZIGGY III-SNAKE HIP SHAKES~ZIGGY- [DVD]
ボクは当初この商品のは星4つとするつもりでした。
それを覆したモノは「INNOCENCE OF BLUE」のPVでした。メンバー非出演でストーリー性のある映像。圧巻された。その感動はエアロの「JANIE'S GOT A GUN」のPVから受けたものに匹敵する。すごくテーマがある!
この「ALL THAT ZIGGY III」なるアイテムは今まであったようにPV+メンバーの肉声という構成は、Iから変わらない。が今作はメンバーインタビューが濃い。インタビュー収録時間も長いのもファンとしては嬉しい。ちなみに楽曲「HEAVEN AND HELL」はシングルについていた「沖縄ヴァージョン」と別モノで新鮮だ。
Planet Pit
Chris BrownとのInternational Loveが気に入ったので買ってみました。
レビューが良かったのと上記の曲をかなり気に入っていたので、期待をしすぎてしまったのか心なしか物足りなさがあります。
でも、いい意味で何も考えずに通して聴けるので購入したことに関して後悔は全くありません。
恐らく私は文字読み系より歌モノのほうが好きなんだと思いますが、そんなタイプの人でも抵抗なく聴けると思います。
WORST~VERY BEST OF SNAKE HIP SHAKES~
語弊を承知で言うのなら、スネイク~はジギーそのものと同義付けできる。
なににろジギー名義のアルバムリリースは「GORIATH~」から「HEAVEN AND HELL」まで、3年以上空いた。何故か?その間、彼らは「SNAKE HIP SHAKES」と名乗り活動していたからだ。戸城氏脱退のあと後任ベーシストに津谷氏を迎えたのはいいが、ソニーには契約不履行(いわばクビ)とされ、その都合上「ジギー」というバンド名をしばらく名乗れなくなった。ジギー創設者の森重樹一はバンド名を「SNAKE HIP SHAKES」と変更し、ライブ活動に精を出した。結果、現トライエムと契約を交わす。
それから2年半で、彼らはスネイク~として3枚のオリジナルアルバムを発表した。その中でもファンの間で、人気の高かった曲がこの「WOEST」に収録された。私も納得ゆく選曲だ。特に「澱みない~」のようなレクイエム(森重談)が収録されているのが嬉しい。未発表曲については、スネイク~時代にあった曲であろう。しかし録ったのは最近だと思う。まぁこれは個人的な勘繰りだ。
「スネイク~として満足いく活動ができたから、今後ジギーとして活動する」とは森重の言葉だ。メンバーも満足出来たスネイク~の楽曲たちが、ここに収められている。