高機動幻想ガンパレード・マーチ
普通のゲームには物語や、何らかの目的がありますよね?このゲーム、何とそれがないのです。
アクション、アドベンチャー、シミュレーション…………様々なジャンルの面白さがこの一本のゲームに「これでもか!」という程ふんだんに詰め込まれています。
今更PSゲーム?とお思いの方はもちろんいらっしゃると思いますが、時代の流れを感じさせない「面白さ」がこのゲームにはあると思います。
学園生活で恋愛するもよし。
戦闘に明け暮れてみるのもよし。
誰彼構わず喧嘩仕掛けまくるのもよし。(ぇ)
自分なりの「楽しみ」をこのゲームの中で探してみてください。
楽しみを見つけた時。
貴方の「物語」は、貴方の中から始まっていくのです。
ガンパレード・マーチ2K北海道独立 4 (電撃文庫 J 17-34)
今回は北海道独立、と銘打ったシリーズである。
これは人間と人間の戦いになるのだろう、と思っていた。
最初は人間vs幻獣を描いてきた作品だったが、次第に人間同士の思惑が絡み、そこに
幻獣同士の思惑までも混在してきて非常に面白くなってきた本作品。
幻獣さえも利用しようとする人間たちとの戦いにどう向き合い、どう乗り越えていくのか。
北海道独立という舞台で、いかにしてそれを結びつけて行くのか、をとても楽しみにしていた。
ところが、読了してみれば、やっぱり人間vs幻獣に戻っていた。
幻獣という共通の敵がいても、やはり人間は団結できない、という面がずいぶんと薄まってしまった。
もっと幻獣を利用する、という点を前に出してもよいと思うが。
う〜ん・・・やっぱり幻獣が敵でないガンパレードマーチは駄目、という事だろうか?
ただ、今回の事で”明確に”日本以外の領土を持つ国が登場。
また、その国を含む世界において、幻獣共生派と共存しつつある日本が
どういう目で見られているのか、というのもしっかりと見えてきた。
そこも踏まえて、次巻のタイトル【仮】を考えてみると期待ができる。
さて、原作であるゲームは日本国内、というかほぼ九州内で完結したストーリー。
それをここまで広げてきた榊ガンパレだが、そろそろ世界の中の日本として描くのだろう。
どこまで行くのかとても楽しみである。
高機動幻想ガンパレード・マーチ みんなのがんぱれーど・まーち(1) 善行の隊長日記
シリアスだった本編に比べてややギャグタッチ。速水にはかなわないと卑屈になってしまう滝川がせめて彼女だけでも作りたい!と、中村・若宮と共に東奔西走するストーリー。滝川が主人公になったことで青春度(笑)がアップ!その上、若宮のえげつない料理だとか、それにぶっ倒れる来須だとか、坂上のワンマンライブだとか、お約束はことごとく網羅!しかも八時でもないのに一組全員集合(笑)。かといって、全部が全部ギャグという訳ではなく、ガンパレ独特のあのシビアな世界は健在。滝川が日常で、そして戦いの中で、どう成長していくのか。聞いてみて下さい。とっても微笑ましいですよ。
ついでに、最後のトラックが終わってもCDが止まるまで聞いていると、ボーナストラックが聞けます。心憎い演出です。
ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~SPECIAL Vol.1
まず最初にアニメを見てからお聴きになることをおすすめします。私のようにその前に聴いてしまうと、ドラマからストーリーに関する重要な情報を知ってしまうことになります。歌に関しては、キャラのイメージを損なわないものになっていますが、個人的には、歌なしのカラオケが気に入っています。まあ、歌はおまけと考えても、ドラマの方は、アニメを見ていれば楽しめること間違いなしです。