バトンタッチ
2011年12月31日の紅白で初めて聴きました。
西田さんはこう歌った・・・
あの街に生まれて幸せと思ってる。
美しい自然の中、穏やかに生きる人々。
あの街に生まれて良かったと言わせてくれ。
大切なものは何か教えられた故郷よ。
作詞の秋元康もすごいが、
西田さんの情熱こもった歌唱に涙、涙。
福島生まれの西田さんが歌ったこの唄は絶品。
昨年の紅白で一番泣かせてくれた唄。
福島を色眼鏡でみる輩に故郷の素晴らしさを歌って聴かせた
西田さん。福島頑張れ!東北頑張れ!
「ステキな金縛り」オリジナル・サウンドトラック
いいですねえ、深津絵里さんの演技。
ステキですねえ、西田敏行さんの落ち武者。
背中に八咫烏を背負った緋色の陣羽織もかっこいい。
こんなふうに現世と過去世の接点があるなら、それはドリーム。
織り込んだペーストは、勇気と自信とカレー味?シナモン味?
こんな時代だからこそ、感謝とユーモア、そして行動力。
軽いタッチながら、映画らしい夢と笑いの時間を堪能できます。
今なら、大きなスクリーンで、映像と音楽とを皆さんで共有できます。
笑いと涙は、明日を生きる力に。
『完』
ステキな金縛り Blu-rayスペシャル・エディション(特典DVD付3枚組)
特に西田敏行のセリフがなんとも可笑しくも、弾けるような笑を誘い、イキイキしたセリフが多かったです。
どうやらその秘密は、彼独特のアドリブのようです。インタビューで次のように語ってます。
…:Q:今回は西田さんのアドリブ禁止令が解除されたそうですが、その結果はいかがでした?
(三谷監督)僕は台本を書くときに、西田さんが言いそうなアドリブもセリフとして入れていくんですけど、
それを超えることをおっしゃるんですよね。六兵衛が検事(中井貴一)の犬を天国から連れて来るシーンで、
西田さんが「すぐに見つかりましたよ! ハチ公の隣にいました!」というアドリブをされたのですが、悔しいくらい面白かった。
でも、観客の皆さんは僕が書いたセリフだと思ってくださるので、得をしているような気もするんですけどね(笑)。
Q:ちなみに、深津さんが入れたアドリブなどもあるんですか?
(深津)わたしのセリフはほぼ台本通りです。
(三谷監督)基本的に、西田さん以外の方は台本通りです(笑)。
深津: みんなが言いたいことをしゃべったら、大変なことになっちゃいますからね(笑)。
Q:幽霊が見える人と見えない人がいる設定なので、西田さんの存在感でご苦労される「見えない人役」の方も多かったのでは?
(西田)僕は重量感もありますからね(笑)。特に中井貴一さんが大変だったと思います。
見えているのかいないのか、という芝居がすごく良かった! 彼の表情を見ているだけで面白かったです。
(三谷監督)西田さんは中井さんを本気で笑わそうとしていましたよね!
(西田)そう、どうにかして笑わそうと思ったんだけど、手ごわかったなあ。笑いをこらえている中井さんの顔がなんともチャーミングでした(笑)
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初めてテレビで見たときの大爆笑はなかった(そら『爆発卵』なんかビデオで何回も見倒しましたから)けど今でも十分楽しめました。
出たがり素人大阪人のおかげで肖像権の手続きが大変そうだけど、番組放送を打ち切った、お笑いセンスのない朝日放送に悩む在京大阪人のために是非とも続編を!その際には『パルナスの歌』『ラインバック』や、もっと濃くてアホなしょうもない実験(クツを料理したり、ドブ貝を料理したり、ピーマンをボンベ替わりにしたり)の収録を希望します。
火天の城 [DVD]
原作小説の方が面白い。映画では、匠の技を次世代に厳しさをもって伝える、という重要な要素が弱い。そしてクライマックスの人海戦術は、フィクションとは言え無茶だろう。小説に描かれた工法の方に説得力がある。木曽檜の杣頭のエピソードも矮小化された。
それでも原作とは別物とわりきれば、映画としての見応えはある。安土城建設作業を映像で観ることができるのは嬉しい。大工としての矜持と情熱を持ち、木の声に耳を傾け、臨機応変な対応で皆の心をまとめる総棟梁(西田敏行)の統率には目を見張る。本作は西田敏行の代表作の一つになると思う。大竹しのぶの演技もさすが。台湾で撮影した巨木は本物の迫力が伝わる。上記人海戦術の場面も、築城にかける皆の思いが一つになったことの視覚化で、映画ならではの緊張がある。
原作もそうだが、プロデューサー信長という視点が面白い。その信長役の椎名桔平も好演だ。本作を、映画のプロデューサーと監督の物語になぞらえることもできる。信長は口うるさいけどヴィジョンを持ったカリスマ・プロデューサーだ。