激男 Vol.12―メンズラブコミックアンソロジー (爆男コミックス)
これまでは全体的に激エロな作品ばかりでしたが、ほのぼの系、ギャグ系と実に様々なジャンルに手を出し始めた感じのする今回、でも松崎司先生や松武先生の激エロな作品もこれまで通り掲載をされているのでご安心下さいませ、しかし新しい先生の作品も続々登場していますが、絵はまだまだ、長ーい目で見守ってあげたいですねぇ、個人的には以前の路線(激エロ揃い)が好きなのですが、アンソロジー的な漫画本が好きな方なら、まあ、お勧め出来ますか、、、そんな訳で評価は星3つでございます〜。
激男 Vol.13―メンズラブコミックアンソロジー (爆男コミックス)
性格は強気、攻めキャラだけど受け、これだけだと腐女子と本場の男子にしか解らないと思うのですが、それで十分でしょう、こちらのシリーズも次々と色々な題材にチャレンジをしていて、常に新鮮、愛読者に飽きのこない作品作りをしている所などは作家さん達は実に大変でしょうが、高評価出来ますねー、実際、ある意味、実に新鮮?で面白かったですよ、男絵はプロ級な作家さんばかりですから、このシリーズは買い続けて損はありません、オーソドックスもいいけど、たまには新鮮なものも、、、という方にもお勧めな1冊でした。
ラムネイッキ
…スゴいです。何が?いやーそれを一言で言えないほどの内容の濃さ!堂々のボリューム320頁!!マニアックな中とはいえ作品のテーマ・画風はバラエティに富み参助さんのサービス精神を感じます(勿論御自分の欲求にも奉仕した上でなんでしょけど)。濃厚・隱黴な描写でも何処か可愛らしくユーモラスな、あるいは情緒的な雰囲気があり、潤いは有るけどじめついてない。性愛の暗さや悩みを描くのよりこれは結構胆力が要る筈で参助さんの作家として、また変態としての度量を感じます。(讃辞に聞えない気がする)肉体を愛で享楽する行為としてのセックスが本当に大好きなんだろうなぁと勝手乍らに推察して字数の割りに舌足らずで失礼。
山田参助の無駄な抵抗やめましょう (アクアコミックス) (オークラコミックス)
前単行本「若さでムンムン」以来待ち望んでいた新刊!とはいえ新作ではなく男性向けゲイ雑誌に掲載された作品の回収中心なのですがそれもまた良し♪素晴らしい画力が繰出すハードにして強烈な肉体描写やレトロな昭和歌謡+日活アクション+東映の世界への偏愛や(シブケンの唄はどんな曲なのか是非聴きたい)見所ツッコミ所は沢山なのですが全編通して溢れかえりむせっけぇるのは男性の、日本男児の肉体(…というよりアレかしら)への限り無い愛とフェチ。若モンからオッさんまで愛おしんで描いているのがどんなエゲツない画面からでも伝わって来ます。街で見掛けるあの男性この中年、萌えている人もきっと居るのねとほくそ笑む私は変かしら。