PRIDE(プライド) 池袋ウエストゲートパークX (文春文庫)
IWGPの10作目であり、一部を完結させる本作品。
時事ネタを気持ちよく解決するストーリーが好ましい。
しかし、たまに思う。
Gボーイズが使えない現実社会では、石田氏が描くような問題はどう解決していったらよいのか。
中年になったマコトたちもみてみたい。
再生 (角川文庫)
最初の2作品「再生」「ガラスの目」どちらも男からかかれた、都合のよい話のように感じられ、石田さんの女性像ってこれなのかとややガッカリした部分もありました。
が、2006年から綴られ続けたこの短編集、時世や作者自身の変化もあったのでしょうか。
尻上がりに、じんわりと心にしみる作品へとなっていきました。
石田さん、ご自身が思わぬ場所で当人から聞いた話を小説の種として描かれたものだとあとがきにありました。
「東京地理試験」「ミツバチの羽音」などは、じんわりと胸が暖かくなりました。
最後の「出発」では、派遣切りになりほぼ無一文でやっと実家に戻ってきた息子とリストラ間近な父と、かなりリアルタイムな作品となっていました。
様々な傷から再生していく様子を、石田さんらしい読みやすい筆致で描かれた短編集でした。
ただ、
sex (講談社文庫)
日本においてsexが退化し、その素晴らしさが正しく伝えられない。
異性との繋がりを恐れているかのような草食系男子の台頭。
このような状況において性というものの素晴らしさを筆者は伝えようと考え、さまざまな状況における男女の性を描いています。
そこに恋愛もあり、恋もあり、唐突な出会いもあり、金でやりとりする性もあります。
どんなシチュエーションにおいても、性はかけがえのないリアルな現実です。
ということはとてもわかるのですが、
短編ということもあるのか、筆者の意図はあまり伝わりません。
それは性の表現より前にそれぞの生きる様があまりにも短縮されすぎ、その痛み怒りつらさは伝わってきても
その性に向かう繋がりがいまいち伝わってこないからです。
性はすばらしい。
それはかけがえのないこと。
頭でっかちになった人間が一対一を感じるもっともリアルなこと。
それはよくわかるのですが、小説としてはありきたいな作品だと感じました。
ALL/2
AAAのいいところがかなり詰まっている作品だと思います!!!ハリケーンリリや男女別々の曲で出したシングルなど、バリエーションが豊富で、DVDもついていてこの値段だから、申し分ないと思います!!!
4TEEN スペシャル・エディション [DVD]
いま考えてみると、私はドラマを見てレビューを書くのは生まれて初めてです。このドラマはそれほどすばらしいものでした。
主人公の少年たちは、いろんな問題を抱えていたり、逆に何の変哲もない普通の少年だったりします。このドラマではそんな仲のよい四人の少年の日常や事件、成長を描いています。
ぜんぜん知らない人のために奔走したり、友達のために必死になったりする彼らを見ていると、なんだかとても心が温まるし、自分が14歳のときはどうだったかな・・・と考えずにはいられませんでした。
いま高校生の私にとって、14歳とはそれほど昔のことでもないのですが、そんな私が見てもとてもしみじみと来る物語でした。
おすすめの作品です。