トミカ No.80 日立建機 クローラーキャリア EG110R(箱)
クローラーキャリアというのは、ご覧の通り、タイヤでなくクローラー(キャタピラー)で走るダンプみたいなものです。
クローラークレーン等と同様に、上部分だけ回転させて向きを変えたりすることもできるタイプもあり、実物が動くところを見ているとなかなか面白い車両です。
今回モデル化されたEG110Rにもその機構が備わっており、トミカでもそれは当然再現されています。
このクローラーキャリアのモデル化って、国内メーカーの安価なミニカーではおそらくこれが初かと思います。
実車の世界では、日立さんだけでなく諸岡さんなんかからも出ているのですが。
しかし、エクステリアをこれだけリアルにしてくるんだから、運転席もスモークグラスでごまかさずに再現してくれていれば…。
そこが本当に惜しいです。
ROBOCON Magazine (ロボコンマガジン) 2011年 09月号 [雑誌]
ROBOCON Magazine (ロボコンマガジン) 2011年 07月号では緊急特集として『東日本大震災とロボットたち』が掲載されました。本号のTopics(ページの配置から7月号の緊急特集の続編という位置づけと推定される)として、『日立建機の双腕機「ASTACO NEO」、宮城県の被災地で瓦礫撤去作業を実施』、『原子力災害ロボットのこれまで、現状、そしてこれから』が掲載され、「ASTACO NEO」が表紙を飾っています。
ASTACO NEOはNEDO「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」で建設系産業廃棄物処理RTシステムの一環として開発されたもので、5月9日から石巻市と南三陸町で1週間、現地で使用されたもので、Topicsではこの内容が解説されます。
『原子力災害ロボットのこれまで、現状、そしてこれから』は日本における原子力災害ロボットの現状を日本原子力研究開発機構の川妻伸二氏にインタビューした内容をまとめたものです。レビュー者も以前、原子力関係のロボット開発に携わったことがあり、技術者としての氏の言葉の重みを感じました。
特集『mbedでガーデニングロボットを作る』はマイコンボードを使って自動制御を行うという内容で、この分野に関心を持っている人にとってとてもよい教材となると思います。
Topicsを読むためにだけでも、多くの方に手にして欲しい号です。