RIDE ON TIME
Good Luckでの新海が落ちて怪我したときの悲しいシーンでもあってますし、最後の歩実とのキスシーンといった感動的なシーンでもあってます。見事にドラマにマッチしてる曲ですね。
バンドスコア 山下達郎 ベスト~RCA/AIRイヤーズ (バンド・スコア)
達郎ファンとして個人的にPAPER DOLLやSILENT SCREAMERなどなどが入っていたらなあと思います。この手のスコアは結構出回っているので、もっとコアな楽曲を入れたスコアが出てもいいかな。
RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム)
一曲目のイントロから最高です。このアルバムの中で特に良いと思うのは1曲目から三曲目までです。もちろん、タイトル通り「RIDE ON TIME」も良いのですが、「いつか」のイントロからワクワクする感じや、「DAYDREAM」のメロディやその細かい譜割りメロディーに会わせた作詞の巧みさ、「SILENT SCREAMER」の古くも力強く重厚なサウンドには及ばない気がします。最初から最後まで名曲揃いで、吉田美奈子のバックコーラス、伊藤広規のベースなど聴き所も満載。
FOR YOU (フォー・ユー)
大滝詠一先生の『A LONG VACATION』リリースの翌年(82年1月)に発売された『FOR YOU』は、
日本語ポップスの最高峰の一枚だと思う。自分にとっては、『A LONG VACATION』と両A面でナンバーワン
(今だと、オンリー1って言った方がいいのか)。
どちらも青春で、夏で、気合い入りまくり状態で、楽曲最高、演奏最高、精神状態最高、曲順最高。
『FOR YOU』では「ラブランド・アイランド」「スパークル」のような弾けるポップチューンの間に
「FUTARI」のような夜を感じさせる感動的なスローナンバーが入っているのが驚異的。
(『A LONG VACATION』でも「雨のウエンズデー」という名曲があったが)
今にして思えば、これらの楽曲が、すべてあの方との愛の結晶作用だったのもうなずける。
山下達郎は結婚後のインタビューで「結婚がこれほどいいものだったとは思わなかった」という名言を残しているが、
それが今も頭にこびりついて離れない。男子は、恋をするとこうなるし、その人が音楽の才能に恵まれていて、
入魂の作業をしてくれると、こんな素敵なアルバムになるという証。
デジタル・リミックス・バージョンは、音的にはクリアーになっているが、いくぶんピッチが遅くなったように
感じられるのは、自分だけだろうか。大きな魅力だった切れ味のいい推進力が、
少し薄れてしまったように思えるのだけれど。