WHO ARE YOU(紙)
昨年市民イベントに出演いただいた縁もあり、「白い朝」をネットで聞いて購入してみました。予想通りとてもよいアルバムでした。FUNNY COMPANYの後に出た、ソロソロデビュー盤だと思うのですが、後の歌謡ロック的な印象はほとんどなく、肩の力が抜けた名曲ぞろいの名盤だと思います。普段は洋楽ばかり聴いている私ですが、音楽的なバックボーンもしっかりしていて、奇をてらわないバックのさりげないしっかりとした演奏も渋くてカッコよく、久しぶりに発見できた1枚でした。
今聞いても古さを全く感じさせません。イベント終了後会場を後にする際にお礼のあいさつをしたとき、派手な印象とは程遠い、桑名さんの素直で純粋な笑顔がとても印象的でした。阪神大震災から社会貢献なども積極的にされている、そんな彼本来の純粋な人間性がにじみ出たアルバムだと思います。
なかでも、「白い朝」「夜の海」「冬化粧」の3曲がフェイバリットです。 下田逸郎も聴いてみようと思います。
新しい発見があってわくわくします。
ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア
レコード時代にセリのベストを買って聞いていました。最近になってもう一度聞いてみたいと思い、昔のベストを探していたのですが、同じ物が無かったので、このCDを買ってみました。納得できるベストでした。
十六歳の戦争 [DVD]
豊川海軍工廠の大爆撃が長崎と広島の原爆の間にあって意外とクローズアップされていないという事実は今回はじめて知りました。
その豊川が舞台です。そのため自治体などの協力体制もあり、爆撃や慰霊祭のシーンはかなり迫力があります。
また主役のふたり、秋吉久美子さんはこの映画が初主役で初ヌードらしい。下田さんは東京キッドブラザースの「黄金バット」などのミュージカルの音楽担当してましたね。この映画でも音楽担当です。
この上映まで長い期間かかったというのは映画をみればわかると思います。自治体の趣旨とちょっと違ったものになっていたのでしょう。しかし主人公の母が乗り移ってどうしても会いたい人に会う、という設定を「能」の形そのままに再現しました。最初と最後が対になっていると思います。魂はその人のことを思い出してくれる人がいるだけで永遠に不滅なんですね。素晴らしい。