赤塚不二夫ソングブック
単純なアニメソング集かと思っていいたら、大間違い。非常にレアな、TVでは流れなかった販促品レコードや、赤塚不二夫自身が製作、演奏、歌に関わっていた曲を中心とした発掘物であった。
ハトヤホテルに措ける「赤塚不二夫と下落合テンタクルズ」のライブなぞ、長谷邦夫の本などでフジオ・プロ周辺の乱痴気騒ぎに興味を持たれた方には文字どおり一聴の価値がある。
録音データも可能な限り詳細に付いており、この手のコレクターには堪らない一枚だろう。
それ以外でも白木みのるが歌手としてユッスー・ンドゥールにも負けない(?)見事なテナーである事に驚かせされる「ダメおやじ」「銭$ソング」(イメージソング)を初め、南伸介とてんぷくトリオや、タモリ、小林亜星、高平哲郎、赤瀬川原平等豪華ゲストが結集している。さすがに山下洋輔は直接には関与していないようだ。
個人的には、テレビで流れた挿入歌、主題曲をもっと聴きたかったが、最後に「元祖天才バカボンの春」(名曲。TV盤のエンディングテーマ。)が聴けたので善しとするか。
EXTRADATAとして、Vapの詳細な情報が収録されていた。
勝負師伝説 哲也
「哲也」の原作本が好きで購入しました。ストリー、グラフィック、テンポも良く長く遊べる1本だとおもいます。ただキャラがちょっと強い?仕込まれている?感じでなかなか前に進めないのが難点かな。でも腕に自信のある方にはいいんでしょうね。
少年サンデー&少年マガジン WHITE COMIC(ホワイトコミック)
サンマガシリーズ3作目、少し変わったRPGですが……。
プレイ時間10時間程度
▼良い点
・全作中、キャラ出演は最大。
・今まで無かったクロスオーバーが、今作は「やっぱり」から「なるほど」まで多彩な共演があります。
・戦闘中は主役キャラはちゃんと動き、マンガのカットインが入ります。
・ストーリーがサクサク進む。
▼悪い点
・文章の早送り以外、完全にペンタッチのみ。
・戦闘シーン(カットインや動き)の早送りやスキップが無い。
そのせいで、プレイスタイルによっては、戦闘時間が長い事が多い。
・主人公のセリフが同じ(らしい)。
・DS起動時の著作権表記が長い上、スキップできない。
▼その他
・ボイスは無いですが、今までのサンマガ作品に比べたら、気になりません。
・各作品・キャラにあらすじやキャラの説明リストがあります。
・登場キャラは、ストーリー上必要なキャラとそれ以外に分類されます。
新旧の出現条件は特に無く、ストーリーを進め、寄り道した場合、仲間になることが多いです。
・主人公によっては仲間にならないキャラも居る(らしい)。
こんな所でしょうか。
個人的には戦闘にダレなければ、サンマガシリーズで一番うれしい作品です。
出演作品はwikiや2ちゃんで探してください。
▼まとめ
・ペンタッチと戦闘はダルいけど、クロスオーバーでその分をカバーできてます。
・各作品のキャラに愛があるなら買いかも。
はじめの一歩 レボリューション
Wiiリモコンとヌンチャクでプレイできるボクシングもの。
スイングモード2にてプレイ。
Wii Sportsのボクシングと似た操作だが、
あれよりももう少し複雑な操作と難易度を高くしたような内容。
原作モードなら、マンガと同じ流れで
一歩や、主要キャラを操作してライバルを倒していく。
スイングモード2の操作はリモコンやヌンチャクを振ってパンチを出し、
ヌンチャクのスティックにて移動を行う操作。
両手のボタンを押してガードするが、相手のフックには効果がないため、
ボタンを押しながらスティックを操作してスウェーやダッキングもできる。
ただガムシャラにパンチを繰り出しても効果は薄く、
基本的には相手のパンチをガードしたり避けたりした上で
こちらのパンチを効果的に入れていくことが基本。
うまくパンチが入ったときのエフェクトはアニメと同じで
なかなか迫力があって気持ちいい。
うまくパンチが入るとテンションが上がり、
スペシャルムーブと呼ばれる必殺技を出すことができる。
スペシャルムーブには原作と同じくデンプシーロールや
ガゼルパンチなどが入っており、出すための操作はポーズ中に確認可能。
いくら必殺技といってもただ出せばいいだけでなく、
やはり相手のガードや距離を見切って
当たると思われるタイミングで繰り出す必要がある。
このあたりの駆け引きはなかなか面白く、
直感的な操作性のままボクシングらしさを出している。
ダウンから立ち上がった瞬間に敵に背を向けているところから始まり、
一旦、振り返らないと相手の方に向かないところは不便。
さらにスペシャルムーブに関わるテンションの上下を、
何種類かの画像が差し替わる顔部分で判断しないといけないため、
テンションが最高になったかどうかがわかりにくい。
原作マンガのタッチを再現しようとしている3Dモデルも
人物や見る角度によってはまったく似ておらず、
名前表示を見ないと誰かわからない場合があって残念。
ノーマルの難易度は結構な歯応えがあり、
原作さながらの熱戦を乗り越えないと勝利を出にできない。
全体のボリュームもあるため、ノーマルでクリアを目指すなら
かなり遊びごたえがあるだろう。
Wii Sportsのボクシングが物足りなくなったらオススメ。