[メレル] MERRELL Tempest High
靴の色(グレー)、糸の色、ボタンの色、全てのバランスが良く、可愛いです。グレーも明る過ぎず、落ち着いたいい色です。
サイズ的には一般サイズより少しタイトかと思います。好みにもよりますが若干大きめで良いかもしれません。サイズ選びは慎重に!
総合的にとても良い買い物でした!
テンペスト 上 若夏の巻
他のレビューでも書かれているが、確かに軽い。
特に上巻はそれをさほど感じないが、
下巻になるにつれて強烈に軽くなってきて、やや辟易する。
主人公の設定が無理に無理を重ねた印象を受ける。
沖縄の大学で専門にやってきた自分からすると
琉球王国の描写にだいぶ違和感があるがとはいえ、
歴史をまったく無視しているわけではないし
まあ小説の三国志などど同様、歴史への興味を持つための
ひとつのアプローチとして悪くはないと思っている。
上官が特におもしろかった。
後半も、聞得大君のキャラなどはとてもよかった。
ま、とにかくおもしろいことは間違いなくて
仲間ゆきえさん主演で舞台化されるときいて、興味あります
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
録音は今では古くなってしまい、純粋に音質として十分でないが、元の音楽のすばらしさに加えて、名人リヒテルの料理によって、聞き手に届けられる音楽は一層の魅力と輝きを与えられる典型的な例の1つであろう。ピアノの強弱の幅の広さ、スピードの変化の妙、間の取り方の絶妙さは音楽の感動表現に100%奉仕している。聞いていて、演奏者の作為をまったく感じさせず、作曲家とリスナーとが対面しているような錯覚を覚える。ベートーヴェンという作曲家は不思議な作曲家だと痛感させられる。完全にロマン派に入ってしまいそうな曲だ。また、シューマンの幻想曲はほの暗い世界の中で、夢と苦悩が無限の幅で交錯する世界を見事に描いている傑作でリヒテルにはその能力を発揮するのに恰好の題材と思える。
こういうピアニストは少ないというより、いなくなってしまったのは残念だ。リヒテルとは少し別のところに居るが、ある意味で共通性のあるピアニストがマルタ・アルゲリッチである。幸い、リヒテルの名演奏は他にもかなり出ているのでありがたい。