ダブル・ファンタジー
非常に残念で悲しいことに、1980年にこのアルバム発表後、Johnは銃弾に倒れ帰らぬ人となってしまいました。
そんな事件が思い入れを強くしているかもしれませんが、改めて聴いても、このアルバムは、Johnの最高傑作であると私は思います。
最初の頃は、一曲おきにあるYokoの曲を飛ばしながら聴きたくなる衝動に駆られましたが、今となってはJohnが愛したYokoの曲もこのアルバムを構成要素であると思い、飛ばさずに聴いています。
"Starting Over"、"Woman"など、美しいメロディとJohnの歌声を重ね合わせられている名作を、このアルバムで味わってください。
マスターマネー 6 [ダウンロード]
メーカーPC付属ソフトの家計簿マムを使用していましたが、
PC買いかえのため、こちらのソフトに移行しました。
評判を調べ、Microsoft Moneyも販売打ち切りとなったこともあり
こちらのソフトが良いと思い購入しました。
最初は、家計簿版を購入予定でしたが、
体験版を使用中に、投資信託取引の入出金も利用してみると
お金の流れが非常に分かり易くなり、完全版の購入に至りました。
評判とおり、自分での入出金項目アレンジができるので使いやすい
項目を自分で設定して使っています。
インターフェースはエクセルちっくですっきりしています。
また家計簿マムとは趣向が違い、「お金の管理」が
きっちりできるようになりました。
口座間での資金移動が自由にできるので、通常口座や
クレジットカード、電子マネーのお金の流れも管理することができます。
以前は入出金のみの把握(どんぶり家計簿)でしたが、
このソフトではどこにいくらお金があってどう移動したのかが
管理しやすいインターフェースなので、きっちり管理するようになりました。
過去実績の評価グラフはもう少し凝ってもいいのではないかなと思います。
入出金項目を選択する時に、プルダウン選択するようになっているのですが
これをキーボード入力で候補選択できたら個人的にはもっと使いやすかったです。
なにものも完璧なものはない、が、自分が使いやすくアレンジできるため
多くの人に受け入れられるのではないでしょうか?ということで評価4としました。
特に自分の選択した項目だけを計算してくれる機能が気に入っています。
マスエフェクト 3
箱盤の1、2をプレイしてきてのレビューです。
全体的には過去作品と同様に没入感が高く、好印象ですが他の方が述べてる様な問題点がある為、満点は付けられません。
【良かった点】
・更に進化したグラフィックとSFに合ったサウンド。
・3部作の繋がりを生かした種族を超えた仲間との絆がアツい。
・親しみやすい操作感、アイテム管理の簡略化等、面倒さが少ない。
・ノルマンディーで繰り広げられる皮肉的な会話や、種族の立場を踏まえた会話の数々は、相変わらず面白く、中には昼ドラの様な濃いエピソードもあり。
【残念な点】
・前作のエンディング〜3の始まりが繋がっていない!
・中盤のストーリーは、かなり盛り上がるのに、後半は起承転結を無理矢理あてはめた様な展開。
・2に引き続き、2枚組の割に短いメインストーリー。
・会話中の選択肢が減少。
※1のB級的な毒のある選択肢の数々が個人的にツボでした。
【まとめ】
やはり日本盤をリリースしているのに、2〜3に繋がる重要なシナリオの配信が無いのは無責任です。
日本での売上不振は、リリース元やマーケティングを行うマイクロソフトにも責任がある訳で、せっかくSF超大作のファンになったユーザーを裏切る形です。
利益優先は分かりますが、自社都合に特化したDLC商法中心な業界全体に疑問が強くなるばかり。
しかしシリーズ全体で捉えると、異常な迄に作り込まれた世界観に賛辞を送ると共に、より多くの人に届けられるべき作品だと感じてます。
エンディングも個人的には凄く前衛的で、時間が経ってから評価される様な内容と感じました。
再度物語を補完する意味で、1から始めようと思ってます。 いつか3のクオリティーで完全版リリースを希望!
忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 (アスカビジネス)
水色の荘重にどちらかというと心を魅かれて手にとってみた人間です。
「投資信託」を毎月積み立てていくことで35歳から定年の65歳までの30年間で7,000万円の老後資金を捻出しようという本になります。
投資信託の積み立ては
・時間がなくて個別株式を分析したり購入したりするのが面倒な人でも簡単に実行可能。
・給料口座からの毎月の決まった日に自動引き落としされる強制で否も応もなく出来てしまうこと。
・日本に3,400本はあるという投資信託の中から特定の条件の4本に絞り込むことでリスクを分散。
というように所謂「ドルコスト平均法」(毎月決まった金額で投資信託を購入することで、高い時には少なく買い、逆に安い時には多く購入して総合的に平均化することでリスクを最小限に抑えられる)の実行になります。
ポイントは投資信託の中から
・ノーロードファンド(購入の際に掛る手数料がゼロの投資信託の中から)を選ぶこと。
・インデックスファンド(ファンドの性質のうち、市場の平均に連動するタイプ)を選ぶこと。
です。
ですので、3,400もあるという投資信託の中からの銘柄の中でも上記の2つを満たしていないものは全て投資対象から外れます。さらに積立が可能なこと、そして「自分の給料振り込み口座からの自動引き落としによる購入」が出来ることの条件を満たしたものが残り、その中から選択していくことになります。
そうなると購入先は
・マネックス証券
・フィデリティ証券
・楽天証券
・カブドットコム証券
のいずれかに絞り込まれるようですね。楽天証券が銘柄数が多いようなのでオススメでしょうか。
そして投資信託の性質として
・「日本株インデックスファンド」
・「日本債券インデックスファンド」
・「海外株式インデックスファンド」
・「海外債券インデックスファンド」
の4タイプに毎月の5万円を振り分ける金額の割合を決めていくことで自動化システム構築完了です。
後は1年に1回は運用の成績を見直して、バランスが崩れていないかをチェックしていきます。
これで30年間で7,000万円の資産を築くことを目指します。
毎月5万円を積み立てるというのは「夫婦2人」の共働きの家庭での話かと思います。
独身の人は月5万円は結構高いハードルですね。全く無理とはいいませんが・・・家計の見直し要です。
投資というと「短期間で何千万も何億も儲けた」とかいうそういう本がもてはやされ、世に広まります。
でもそれは世の多くの人間には大抵は実行できないものばかり。
市場の僅か数%の成功者のやり方をあたかも誰にでも可能なように喧伝することで、さらに儲けた人間による搾取が進むのですよ。
それに比してこの積立は「非常に地味」です。時間も掛るし、すぐには結果は出ません。
でも投資の本来の意味ってそういうもののはず。一攫千金を狙うのは投資ではなく「投機」です。
それをはき違えている方の世に何とも多いことか。
「兎と亀」の喩え話で最後に勝ったのは地味な努力を繰り返した「亀」だった。
たとえ歩みは遅くとも地味な努力を続けることで大きな成果を得ることが誰にも可能。
歩みの遅い亀を「のろまな愚者」と嘲笑った兎を撃ち破る「亀型投資法」のススメです。
日本脱出 この国はあなたの資産を守ってくれない
以下、『日本脱出 この国はあなたの資産を守ってくれない』(午堂登紀雄著、あさ出版)を読んだ感想です。長文になるので、興味のある方はご一読ください。
1.本書の構成
本書の主張は極めて明解。
大きくは'@現状分析(序章,1,2章)と'A行動指針(3,4章)の二つに分かれている。
'@現状分析
日本には自然災害のリスクと財政破綻のリスクがある。
だから
'A行動指針
リスクの分散回避と資産運用を積極的に行って、
個々人が来るべき日本のリスクに備え、自分の資産を守れるようにしていこう、という主張。
2.本書への違和感
以上の主張に対して、違和感を感じた点が二つある。
第一に、「自然災害と財政破綻を同列のリスクとして扱うことの胡散臭さ」がある。
著者が財政破綻のリスクを説明するときは正確なデータに基づいて説得力のあるロジックを展開するのに対し、自然災害のリスクについて語るときは東日本大震災に接した著者の個人的な体験談と思い付きがベースとなっているに過ぎない。なぜ放射能や原発がリスクなのか?根拠:テレビ・ツイッター・ブログ・筆者の想像。P46〜56のやる気のなさといったらもう!唯一数字らしき数字が出てくる「自然災害リスク指数」(P53)については何の説明もなし。「都合のよい事実だけを集めて・・・いかようにも解釈できる」(P96)ようにさせる、という著者が批判している手法を著者自身が取り入れているようにしか思えない。どうやら著者が本領を発揮するお金の計算から離れて、専門外の首都直下型地震や放射能汚染に手を出してしまったことが拙かったようだ。むしろ、東日本大震災があろうとなかろうと、日本の財政破綻は社会構造(少子高齢化)・経済構造(国債の増大)上明らかなのだから、そのときに備えるべし、と言ってくれた方が、よほどスッキリしたのだが。
第二に、本書は果たして日本脱出計画がテーマなのかという問題。
確かに、第3章は「脱藩しよう」と宣言されて、外貨預金が勧められるところまでは、日本脱出計画っぽい。だが、金の保有と不動産投資のススメ(P146-165)辺りは微妙。これは日本脱出計画の一環?むしろ資産の分散投資のススメでは?まあでも、「いったん日本を出て、再び戻るためにも、しっかり資産を守り、増やしておく」(p166)と言ってることだし、きっと日本脱出計画の一環なのだろうと無理やり納得する。だが、その直後で海外に拠点を移すことを勧めておきながら、4章で田舎暮らしを提唱するのは矛盾してはいまいか。4章は副業のススメ・田舎暮らしのススメ・節税のススメのどこがどう「日本脱出計画」なのかさっぱりわからなかった。つまり、著者が最も主張したい3,4章において標題と内容が一致していないと思った(羊頭狗肉)。
私なら、本書の題名を『分散投資のススメ この国はあなたの資産を守ってくれない』として、3,4章を「日本脱出計画」→「分散投資の技術」としたいが、どうだろう?題名にインパクトがないから売れないか・・。
3.本書の賛同できる箇所
本書の主題は「分散投資の技術」だと思うのだが、私が共感できたのは「日本脱出計画」に関わる箇所だったりする。「よくぞ言ってくれた!」と心の中で快哉を叫んだ箇所がいくつかある。以下、引用。
・「私がなぜ日本脱出を勧めるかというと、思考の幅を広げ、ものごとを複眼的に考えられるようになるからです。」
・「今が・・・時代の大きな変わり目だとすれば、今後必要な人材になるのは、脱藩してアウェイで磨かれた、「出戻り部隊」だと考えています。」
・「英語ができれば、日本も海外も関係なく、世界中の企業の中から最適なところを探すことができます。」
・「大切なのは、「日本でしか働けない」ではなく、「日本でも働ける」ようになることです。」
著者が海外で働くようになった経緯や、留学者に向けたアドバイスといったことをテーマにした本が出るならぜひ読んでみたい。