日本の選択〈1〉理念なき外交「パリ講和会議」 (角川文庫)
過去の日本人が歴史のポイントとなる場面でどのように行動したかを振り返るシリーズの第一作です。この作品では第一次世界大戦後のヨーロッパを支配したベルサイユ体制が誕生する過程を描いています。このパリ講和会議は日本が国際政治にデビューした記念すべき初舞台だったようですが、読んだ限りではろくな事になっていなかったようです。衝撃的なのは会議の議事録で一番に目につくのが「この件について日本のご意見は?」「特にありません」という会話だという話で正直に言って目が点になりました。こんなことをしている内に日本の全権代表は首脳会議に呼ばれること自体無くなってしまったそうです。今でもそうですが何も意見が言えない内に大事なことが決まっていって最後には一人取り残されるというのは日本外交のお約束なのでしょうか。日本の将来を考える時にこのことを是非参考にすべきだと思います。それにしてもこの本で講和会議についてこれだけ書くなら第一次大戦そのものについてもいま少し詳しく書いてもらえないものでしょうか。大戦の最初から日本がどのように行動していたか詳しく分かればもっと良い内容になっていたと思うのですが。
ダヤンとパリのこねこ会議
わちふぃーるどが好きな人にはたまらない、バニラを始め、かわいいこねこがたくさん出てきます。
で、イラストもお話も良いのですが…
カラーの粒子が粗い!
表紙はきれいなのに、中身は…
せっかくかわいいイラストが台無し(泣)
何故!?(ノд<。)゜。
こねこグッズ(ポストカード等)が好きだった人には、まとめてイラストが見られる大好きな絵本になったはずなのに…。
出版社、これはないんじゃないの!?(T_T)/~ 著者もチェックしなかったんでしょうかねぇ…。