ベスト・ピアノ100
安いのに有名なピアニストの演奏で非常にありがたいのですが、
家でゆっくり聴くときなどは音質の悪さに愕然とします。
そんなに神経質な人でなければ十分我慢できるとは思いますが、
僕はちょっと駄目でした。
アコースティックリバイブ 超低周波発生装置 RR77
これは 何なんでしょう??
各ケーブルを交換したわけでなく、接点磨いたわけでなく、機器を
グレードアップしたわけでもなく、確実に音変化?音響変化?音空間変化?
びっくりです、この音の良さは歴然ですね。音数増えて解像度よくなり空間
が広がり各楽器の活気がよくなります、求めて作り上げてきたオ−ディオの
音の方向性を変えることなく、いちランクあがりました。
はぁ〜? なんででしょう? ためしにRR−77電源Offにしてみますと
自分の作ってきたいつもの音です、でもRR−77電源Onにすると霧が
晴れる?視界がよくなる?なんて表現したらいいのでしょう?
とにかくいい音してるんですよ〜、またRR−77電源Offにしてみると、
いままで気に入っていた音が鼻をつまんだ様な音に感じられるんです。
まぁシューマン共鳴波については検索すればいろんなサイトで報告あります
のでそちら見てください。
家ではフローリングのリビングにオーディオ置いてるのですが、あるサイト
で報告してありました、RR−77を設置してある部屋に入ると「 すごぃ
すごぃなにか高原にいるような、この感覚 」のような感覚は私には
感じれらませんでしたが、とにかく音はよくなりますねぇ
後、ほんとがどうか私にはわかりませんが、このシューマン共鳴波を浴びてると
体の免疫性があがると医学的検証されたそうです。
家のマンションはフローリングのリビングの一角が和室になって、その和室で
就寝しているものですから購入したその日、夜もずっとRR−77電源Onに
してみました所、驚きましたよぉ。
40代半ばからは朝の起床時から、もう疲れてるんですよねぇ、あぁ〜歳は
取りたくないなぁ〜つくずく感じていました・・・・・が、何ででしょう?
RR−77電源On就寝にて、朝の目覚めが良くなり、ここ数年味わったこと
のないような爽やかさ、疲れが取れて目覚めがいいんですよ。
まぁ〜とにかく私にはオーディオに関しても健康に関しても手放せない
RR−77です。
(知らない世界でした)
4分間のピアニスト [DVD]
すごい、音楽の映画。
今まで見た、音楽に関する映画の中で一番生々しくて、暴力的。
そして、甘くない。
作品の中には善がなく、偽りの部分が曝け出されたために偽善すらない。
ただ激しくて、色々な意味で心が痛くなる映画です。
魂がぶつかり合う、という文句がDVDのパッケージにありますが、本当にそれがしっくりと当てはまる。
この映画のクライマックスであり、ラストの4分間の演奏。
彼女のように、散々痛め付けられ、傷ついた魂は簡単には癒されない。
そこまで完璧なわけが無い。
そう。
それが、現実。
多分、この時。
彼女が普通に完璧で美しいクラシックを奏で拍手喝采を受けても私の心は震えなかったでしょう。
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
まず何よりも日本人でもなく、過去につきあいの長かったアジア系の国の人でもなく、
ヨーロッパという全く文化の異なる国の人による江戸時代の描写というのは非常に
貴重である。さらにシュリーマンは数多くの国を訪れた経験があり、話す言語も各国の間
を行き来しやすくなり、学ぶ機会が増えた今でさえそんなに話せるのかと思うほど多言語
を話すことができ、異文化に触れることになれた人である。そのような貴重な資料が手軽に
読めることにまず感謝したい。
シュリーマンは奇異に感じたことはばっさりと批判しているが、だからといって中国の文化を
すべて否定するわけではなく、劇場での劇のすばらしさ長城から見た景色の雄大さは世界でも
一番だとしている。文化に体当たりで触れてみて素直に自分の育ってきた文化との違いや感情
を表現している点が、彼の視点からのありのままのアジア文化を表現していておもしろい。
日本はその清潔さもあり批判的、否定的な記述はほとんどなくべた褒めされているような気分に
なり少し嬉しかった・・・が何とも皮肉なことに褒められた当時の文化は今の押しつけられた
文化ではなく、自分たちで長年育んできたありのままの日本だということがいかに現在の日本が
文化的に廃れてしまったか、とうことを認識させた。
それに関連して西洋文化を結婚までも”モノ”に支配されていると批判している点は非常に
興味深い。日本があまりの家財道具や土地等のいわゆる”モノ”を必要とせず、かといって
芝居や工芸品はよいものがあり、人々が豊かに生活していることに強い衝撃を受けたのだろう。
シュリーマンは不正確なものもあるが数字を使い身の回りのものを記述している。
それは自らの記憶を鮮明にしたかったのか、考古学的にも数字で記述しておいた方が後生の役に
たつと考えたのか、どちらにせよそれにより現実味をおびている。
ヨーロッパ統合史
本書は、政治・経済、軍事・安全保障、規範・社会イメージにまたがる複合的なヨーロッパ国際体制を広く取り上げ、その成立と変容を現在のヨーロッパ連合(EU)まで跡づける、ヨーロッパ統合の通史である。
本書は、ヨーロッパ統合の歴史を「EU-NATO-CE体制」として可視化し、その歴史を跡づけるという。この体制は、1950年を基点として成立し、冷戦終結によってその解体が始まり、9・11以降、新たな変化を導入しているとする。その特徴として、1)冷戦の下、アメリカが北大西洋条約機構(NATO)の枠を通じドイツを分割したまま西欧の安全を保障したことによって、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)、EUは経済問題に専念することができた。2)この体制の含意は、アメリカがアジェンダの大枠を設定し、対ソ連において結束することであった。それゆえ、冷戦終結によってこの前提は解消される。3)この体制は、人権などの普遍的価値を加盟国に根付かせ、そのことによって中期的に安全保障を図る機能を担った欧州審議会(CE)によって下支えされてきた。
本書は、以上のようなEU-NATO-CE体制を中心に据えつつ、冷戦に規定されないヨーロッパの自己イメージの前史、ヨーロッパ統合の「暗い遺産」、そしてヨーロッパ協力の外延的な形態である「あわらかい統合」、なども射程にいれて叙述されている。
第1章「ヨーロッパ統合の前史」
第2章「ヨーロッパ統合の胎動」
第3章「ヨーロッパ統合の生成 1947-50年」
第4章「シューマン・プランからローマ条約や 1950-58年」
第5章「大西洋同盟の動揺とEECの定着 1958-69年」
第6章「デタントのなかのEC 1969-79年」
第7章「ヨーロッパ統合の再活性化 1979-91年」
第8章「冷戦後のヨーロッパ統合 1992-98年」
第9章「21世紀のヨーロッパ統合」
終章「ヨーロッパ統合とは何だったのか」
以下、簡単な批評。
・分担執筆ではあるが、共通の視座ものとで書かれているため、非常にまとまりがよい。姉妹篇である原典 ヨーロッパ統合史にまとめられている史料に基づいており、実証的かつ、便利である。プルードンや人格主義についても触れられており、非常に興味深く思えた。
・ヨーロッパ統合の「暗い遺産」について。帝国主義に軽く触れているものの、ユーラフリカ構想など、植民地主義との関連についてはほとんど言及がない。また、ファシズム、ナチズムについて言及があるが、イタリア、ドイツにのみ限定され、フランスなどについては触れられていない。