マルホランド・ドライブ [DVD]
私はエレファントマンに続くリンチ作品二回目でマルホランドドライブを観ました。
映画好きとは胸を張って言える私ですが、リンチ作は色んな意味で難しいと思う。
今時の映画で大事にされる恋愛、感動などや、最新技術に頼って中身のスカスカなアクションなどに嫌気の差している方は一度観てみたらよろしいかと‥。
先程難しいと言ったのは、構成云々よりもこの映画には正解がない。と言う意味合いを含めての難しい。です。
勿論監督の思い描いた解釈は有るだろうかと思いますが、この手の映画とは、大半が観る側に委ねられていると思います。
そうなるともう十人十色。
一つの映画にも視聴者の数だけ映画が出来上がります。
観る方の人生によっても左右されますし、正解を押し付けることは誰にも出来ません。
だからこそ難しい。
やはりストーリーの有る物には理解を求めてしまうものです。
自分なりに、と言われても、自分なりにすら解釈が出来ないで悶々とする方もいらっしゃるのではないかと‥。
かく言う私も多少喉につっかえは残ります。
ですが見終わった後の倦怠感、スッキリとしないイライラすらも楽しんで戴きたい。
そこまで何かを訴えてくる映画なのだと、有る意味感動して戴きたい。
私はこの映画をワインのように数年寝かせておこうかと考えています。
自分の人生も今とは変わっているはずなので、その時私の中で今より醸造されたこの作品をどう感じるか、それが今から楽しみでなりません。
兎にも角にも、泣けた!が誉め言葉な今の映画よりも、眉間に皺の寄るエンドロールなリンチ作が私は好きです。
簡単に忘れてしまえる水のような涙>映像美と妖艶さに流されてしまった苦笑。の選択を出来る方にはオススメですね。
マルホランド・ドライブ [Blu-ray]
皆さん、劇場には足を運ばなかったんですね。
劇場公開時から、甘いシャープネスでした。
リストアで再マスターしない限り、これがリンチの作った画質で、色味ですよ。
スペックに書かれているように、ロスト・ハイウェイと違い、
こちらはリストアされていません。
DVDとは明らかに画質は異なります。
もちろん最近のCGバリバリの映画や4Kカメラで撮った映像とは違います。
でも、それが「マルホランド・ドライブ」。
オープニングのダンスシーンの合成の悪さには、
劇場でも驚きました。みんな忘れているんだね。
Blu-rayになるからには、オリジナルを超えろ!
と言う人もいますが、果たしてそれは正しい見方なのかな。
リンチがOKを出した画質や音を楽しむのもひとつの正しい作品。
劇場より激しく劣化するのは無しですがね。
みんな、お家でDVDで観たんだろうなぁ。
II
SPARKS GOGO結成15周年のおまけが、このバンドの再結成だったとは…まさに青天の霹靂、以外に表現しようがない。
M-3,5,7の楽曲は旧譜の再録音だったが、15年前よりも大人が聴くに堪えうる渋いPLAYになっていた。
新曲のM-1,2,4,6もかっこよく、とくにM-2はこのALBUM最速チューン!これを、どう野外イベント等で再現するのだ?!といたらん期待をしてしまうが…きっとかっこいいんだよな?
ロスト・ハイウェイ [DVD]
よく、つじつまが合わない、時間が一直線には流れない小説があると思います。
この手の話は理屈合わせをするより、結局、どうなるんだろうとハラハラして観る事を
お勧めします。ある意味、なんでもありなので、普通のオチになれている人も結末を
予想できないので緊迫感があるかと。
甘いけど毒があるという感じの性描写・暴力描写はリンチならでは。
ストーリーは、2人1役の男と1人2役の女の物語で、男は結局、
女に翻弄され続けるという話。
大人の男なら共感しながら観れるのでは?
ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 [DVD]
エロティックな描写 美しい映像 この映画で思い出したのは「ピエロとアルカン」という絵だ ピエロは悪魔悪魔を陽気に描きしていることを残酷に描いている 今回の映画は正に「ピエロとアルカン」そのものであろう デ二スホッパーは悪魔だが陽気に描いかれている彼にとって暴力は普通の事その事がわかるシーンが主人公がホッパーに殴られるシーンだこの時に流れる曲は実に陽気だそれだけにこの映像がだんだん怖くなるこの映画は悪魔を描いた傑作だ