Harvest
広瀬香美のアルバムでどれを一番聴いてる?
と聴かれたら、間違いなくこれです。
本人もいっていますが、このころはパワーがありあまっていたらしく、
広瀬香美ハイトーンボイスを堪能したいならぜひともこれをおすすめしたい。
特に幸せをつかみたい(アルバムバージョン)の出だしのアレンジ、ドラマティックに恋して、愛の力はこれぞ広瀬節!といった存在感のあるボーカルが冴えわたっている。
もちろんハイトーンのみならず、
森口博子に提供したLUCKY GIRLや、
フォーチュンクッキーは広香美独特のセンスのリリックが光っている。
広瀬香美の地声のハイトーンを味わいたい!という方はぜひこれをオススメする。
ビッグ・ファット・キャットとフォーチュン・クッキー (BFC BOOKS)
6作目読了。
日本語の本でもシリーズ物を6冊読むということはあまりないので、驚異です。
前作で、読むのが速くなった気がしましたが、今回は、明らかに速くなっているのが実感できました。
加速度がついてきた感じです。
BFCを読む前は、英文を見ると固まって、思考停止状態だったのに・・・。
とりあえず、最終巻まで、読み通せば、大きな自信になるような気がします。
そして、全部を再読してみます。
英語を味わうということを体験してみたいのです。
本書の特集は、洋書の読書案内です。
ネットの多読ブログ等にも、洋書の案内はあるので、そこで推薦の多かった「HOLES」なんかは、朗読CD付のものを買ってました。
本書の案内は、BFCをの基準としているので、次に読むべき候補が具体的によくわかりました。
「Holes」を読む前に読む本はあるんじゃん!早まった!
と思いました。
次はいよいよ最終巻です。
(110)
愛より速く (新潮文庫)
ポップなのが読みたいと思ったので、読んでみた。なぜか新潮文庫の夏の100冊に入っている(「現代文学」のくくり)。
いろいろな意味でつっこみどころ満載の一冊だ。
…マサルは自分のコンモリしたところに私の手を持っていくと、
「ほしいか」
と聞く。
「当たり前じゃ、はよくれ」
とも言えず、それに頬ずりをしていると、突然けたたましく電話がなった。
で、この電話はマサルの彼女の美香(そして書き手≒斎藤綾子の友達)からなんだけど、美香はマサルと付き合いながら別の男を見つける。
…「うん、それから、今働いているところで、いい人みつけたの。二十六歳のコックさんでね、昨日、『一緒に店を持ちたい』なんて言われちゃった。これプロポーズの言葉でしょ。わたしすごく幸せ。今日もこれから会うんだ」
にゃんと、、、女はこうして男を開拓してゆくのか。彼女[美香]と別れ、マサルの部屋で蜂蜜を塗りたくった男根をしゃぶりながら、私は静かに物思いにふけっていた。
ほんとかよ、と思うけど、ほんとにこう書いてあるからしょうがない。ほかにもこんな話ばっかりなんだけど、不思議とエロくない。もしかしたら、ほんとに静かに物思いにふける場所なのかも。
エロっていうのは、写実的かつ情緒的に書くとポルノになる。情緒的かつ観念的に書くと純文学になる。日経の連載になると渡辺淳一になる。あっさり日記っぽく書くと斎藤綾子になる。
これが新しかったんだろうな。1980年頃には。25年前なんだね。