グレン・グールド/ロシアの旅 [DVD]
予想してた通りグールドの映像や演奏が少なかったです。
しかし、実は期待していなかっただけに、内容は予想を超えてなかなか良いものでした。
かなり興味深い内容が多く、リヒテルとも会っていた話やグールド自身が指揮をしている映像がほんのちょっとだけでしたがあって、楽しく見る事が出来ました。
そして、どうやらこの作品は、2003年第21回モントリオール国際芸術映画祭でグランプリを受賞しているようです。
それにしても若い頃のグールドは、見た目にもかなりかっこいいですね。
ハンバーガーの歴史 世界中でなぜここまで愛されたのか? (P‐Vine BOOKs)
本書においてまず特筆すべき点はハンバーガーの起源に対して、可能な限り詳細に記述してある部分だろう。
前半は主にハンバーガーが現在の形になるまでの経緯を時系列を追って書いてある。少なくとも日本国内においてここまで詳細に19世紀後半から20世紀前半に至るアメリカ庶民の食生活という側面からハンバーガーを語った書物は見たことがない。なぜなら大抵の書物はマクドナルドの成功を、経済学的、もしくは社会学的に論じた物ばかりで、欧米人の食のありかたを歴史的に語ったものは少ないからだ。もちろん、大抵の人が知りたいのはマクドナルドがいかにして成功したかだからで、この本の後半部分もそれらの記述に費やされているが、恐らく著者が語りたかったの前半部分だろう。それは本書後半部分に現れていて、後半はややマクドナルドとその周辺のハンバーガーチェーンを概略史的に語っているだけで、特筆すべき部分はない。これは書物としての体裁を整えるうえでハンバーガーを取り巻く現状を語っただけだろう。ただし、第二次大戦後のアメリカ人の生活が都市を離れ、郊外型の生活様式が確立されるとともに、主に都市部に展開していたハンバーガーチェーンが軒並み軌道変更を強いられ、その対応に苦慮するくだりは興味深い記述と言える。
ただやはり読みどころは前半部分で、起源を巡る旅は大英帝国のサンドウィッチ伯爵に始まり、やがてドイツ移民とともにハンバーグステーキがアメリカへ渡り、やがてアメリカの工業化とともに、片田舎に住む労働者たちにランチを提供するワゴンにたどり着く。
俗説としてあった、「ハンバーガーの起源はサンドイッチである」「ドイツのハンブルクステーキがハンバーガーの起源」はいずれも否定されている。前者においてはイギリスのサンドイッチとアメリカのサンドイッチは別々に進化の道を辿り、結果それはホットドッグへと発展し、後者においては高価なハンブルクステーキを庶民が手軽に食べられるようにという発想がハンブルクステーキとは別のハンバーグステーキを生み、やがてそれがハンバーガーを生み出した。また、海外でまことしやかに伝えられる「ハンバーガーの源流はタタール人の肉料理にある」というハンバーガーに関するいくつもの都市伝説はそのほとんどが否定されている。
文脈上の傍証として記述された部分ではあるが、アメリカ人がなぜ、パンにソーセージを挟んだものを「Hot Dog」と呼ぶのか、その起源に関する言及もある。こうした情報はネットなどを見れば書いてある、と思う方も多いと思うが、トリビア的な情報ではなく、いつ、誰が、どこでそれを言い出したのか、までを言及することによって初めて情報として価値のあるものになっている。また、ネットを検索すれば多くの情報は得られるが、、それらを包括的に判断し、結論を得るようにはできていない。従ってネットを検索しても個々の情報は得られても、それがどうつながるのかまでにはたどり着けない。また、それらの情報はいずれも英語力がないと読めない海外のサイトである事がほとんどだ。
また、19世紀当時の様々なハンバーグ、ハンバーガーのレシピが巻末に掲載されているのも著者のリサーチのたまもので、これも特筆に値するだろう。
食文化を語る上で必ず俎上に上がる「起源」に関する事柄は非常に証明が困難な部分で、結局、個人研究になってしまう嫌いがあり、様々な傍証をもって確実性を増すしかないのだが、著者はこの難しい問題に果敢にも挑戦している。ハンバーガーが、いつ、どこで産まれたのか、その瞬間を探求する旅は食に魅せられた者なら誰しもたどり着きたい場所だろう。本書においてその試みは十分なされたのではないかと読後に感じた。
キング オブ コント 2010 [DVD]
私はピースのファンだったので購入しました。
テレビでKOCを観て、それで買ったので、収録内容には問題はありませんでした。
舞台裏なども観れて、おもしろかったです。
ただTKOの2本目のコントが、著作権の問題で一部音声がありません。
一部…といっても、そのコントのネタが音楽をメインにしたものなので、まったく楽しめませんでした。
重要な笑いの部分の音声がほぼありません。
せっかく高い得点をだしたコントだったのに、残念です(テレビ放送の時は音声あり)
TKOファンの方にはとても残念な感じだと思います。
BOMBERGIRL CRUSH 1 (ヤングキングコミックス)
賞金稼ぎの美女が暴れるセクシーアクション。
元は昔少年誌で連載されていましたが、続編の今回は青年誌という事で、
大幅にセクシーというかHになっています。
・・・が、そういう用途で使用するには少しパワー不足です(笑。
とはいえ、作者がやりたい事を好きにやっているようなので、
読んでいて楽しいです。