モンタナの風に抱かれて [DVD]
乗馬中に転倒、そこへトレーラーが、親友と片足を失った少女、彼女の愛馬は事故以来、心を閉ざし、人間不信へ、娘とその愛馬を立ち直らせるべく、母親は馬の心の傷を癒すという男性のいるモンタナへ長い旅へ出る、1960年代から、輝くブロンドとその甘いマスク、スレンダーな体つきで絶大なる人気を誇った俳優ロバート レッドフォード主演、監督作品の名作、1998年に公開、中年期を過ぎてもこれだけの魅力を備えた俳優さんも珍しい、細身の体系も少年の様な瞳もそのままな彼は本当に素敵、監督もまでこなし、いかにすれば自分をより魅力的に見せられるかを熟知しているのは流石の一言、脚本も実に素晴らしい、近年でこれだけの名作も珍しい、お勧めです。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2枚組) [Blu-ray]
年老いて生まれ若返りながら生きて行くバトンを中心に
バトンとバトンに関わった人間達の数奇な人生が淡々と死に向って進んでいく物語です
あまり盛り上がる部分はありませんが
まるで人生フィルムを観ているように
まさに淡々と物語が進んでいく映像につい見入ってしまいました
この作品の視覚効果はまさにブルーレイでこそ観る価値がありますね
ただひとつ残念なのは収録コーデックがアメリカではMPEG-4 AVCに対し日本はVC-1での収録な部分
ワーナーのVC-1が昔ほどひどくなくなったとはいえ
やはり近年製作された映画ぐらいはAVCで観たいのがBDユーザーの本音だと思う
日本では配給会社が違うのはよくあることだし
稀に日本の製品のほうがよかったりもするが…
Complete Keyboard Sonatas
34枚組、スコット・ロスによる、ドメニコ・スカルラッティ、ソナタ全集という記念碑的セット。1980年代のデジタル録音。これ の紙ボックス版再発売です。
演奏は3台のチェンバロを使い分けている他、一部にオルガン、室内楽による演奏もあります。
とはいえ、ちょっと高いです。イギリスのアマでは80ポンドほどですので、輸入する方がおすすめです。
スカルラッティのソナタ全集には他に、近年出たベルダー盤 があります。ベルダー盤はあいにく未聴です。
どちらを買うか悩ましいところですが、最初に全集を買うのであれば、ロス盤を買って後悔することはないと思います。
ベルダーは一部の曲をフォルテピアノで演奏しており、ちょっと聴いてみたいところです。
近年の研究では、スカルラッティは初期のクリストフォリ様式のフォルテピアノに深くかかわっていたようなので、フォルテピアノを用いるのは歴史的にも正当性のあるところのようです。
明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)
クリステンセンのライフワークともいえる”イノベーションのジレンマ”の最新刊です。製品開発において、うまく行っている企業ほど失敗しやすい理由を示したシリーズの最新作です。
MOT(マネジメント・オブ・テクノロジ)の大学院では推薦図書、しかも必読書にしているところが多いです。
ところが、翻訳がいまひとつ原書の雰囲気を伝えていないのが残念です。前作、”イノベーションの解”などは明らかな誤訳がそこかしこにありこれもまた残念。
ただ、クリステンセンの著作でも評価が高いのは”イノベーションのジレンマ”であり、あとの著作は”クリステンセンズ・ジレンマ”とも言われているほど、内容が直線的にしか進化していません。彼が、自身に対して破壊的なイノベーションを起こせるかが注目されるところです。
個人的にはハーバードビジネススクールプレスの原書、”SEEING WHAT'S NEXT”をおすすめします。
ゾンビ ディレクターズカット完 [VHS]
随分以前テレビ放映で観た時は、2時間弱の編集版だった。非常にハラハラして楽しめたので、今回「ディレクターズ・カット完全版」を観てみたが、間延びしていてイマイチでした。
テレビ放映時カットされていたのは、ショッピングモール内での贅沢生活ぶりや、後半登場する暴走族との無線での交渉シーンくらいで、ゾンビ達との対決シーンには殆ど違いが無かった。僅かにラスト近くの内臓引き千切りシーンが数秒違ったかな〜って程度。『エクソシスト』でも感じたのだが、編集という作業はやはり意味があってやっていること。「完全版」や「ディレクターズカット版」が「最善版」とは限りません。初めて観る人はやはり短い方のバージョン(アルジェント版?)が引き締まっていていいと思います。マニアは是非全部見比べてください。