チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌
人が住めなくなった放射線管理区域(ゾーン)は、
狼を頂点に、猛禽類、鹿、イノシシなど野生動物の宝庫になっている。
放射線が高い中でも、20年経てば動植物は繁栄するのだ。
人間も放射線に対して強い人が生き残るんだろう。
著者は最後に「あまり深く考えないのがいちばんいいらしい」と
締めているけれど、それは長い間取材を続けてきた結果だろう。
何も知ろうとしないで、原発安全キャンペーンを素直に信じるのとは違うと思う。
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
子供の頃繰り返し読んだ絵本のうちの一冊です。
子供心に「どうして手袋の中に何匹も動物が入れるのか?」「なぜ、みんな手袋に入るたがるのか?」と疑問でしたが、この絵本のストーリーと絵の暖かさになんども読みかえてしていました。
今思えば、「どうして?」という理屈より寒い時にあったかそうにしている和に入りたくなる気持ちが出ていることに惹かれていたのかも知れません。ストーリーの「ぬくもり」に魅了されていたのでしょう。
冬の寒い夜、ぬくもりを子供と共有したい時にお薦めの絵本です。
ガイガーカウンターKiparis キパリス ウクライナ公式 放射線測定器
ガイガーカウンターは2つ目。
Terra-Pを使っていましたが、家族のためにあと一つと思って購入したのがこの機種です。
結果としては、こちらのほうが使っている頻度高くて、メインになっています。
電源入れるだけで測れて、動作もキビキビしている感じ。
数値のブレもTerra-Pより少ない感じで、安定しているような。
見た目もいかにも測定器ですが、実用的な機種なのかなと思います。
手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
5歳の子供に買いました。
買ったときは「どうしてこんな本かうの?」と気乗りしていませんでした。
絵が寂しかったようです。
でも読み始めるうちにどんどん絵本に入り込んでおり、子狐が間違えた手を出したところでは
いたたまれなくなったのかお布団にもぐりこんで聞いていました。
読み終わったあとも「どうしてきつねは〜〜??」等々、しばらく絵本のお話ばかりでした。
少し長いし、言葉も難しいかなぁ?と思ったのですが、やはり名作はいいです。
充分に理解していました。
購入してよかったです。
リレハンメルの白鳥 ~オクサナ・バイウル物語~ [DVD]
実話ならではの感動作です。
リレハンメルオリンピック、女子フィギュアスケートのゴールド・メダリスト、ウクライナ出身のオクサナ・バイウルの生い立ちから、夢を叶えるまでのストーリー。
バイウル役を演じた少女は、スタイルもよい美少女です。
あの「ナンシー・ケリガン襲撃事件」で、リレハンメル・オリンピック直前に大スキャンダルにまみれた女子フィギュア・スケート界に、爽やかな風と感動を与えてくれたチャンピオンが、オクサナ・バイウル選手。
オリンピック前、NHKで放送されたバイウル選手の薄幸な生い立ちについては、若干知っていましたが、改めてこのDVDを鑑賞して、あの時の感動を思い出しました。
こういうDVDこそ、フィギュア・スケートを学んでいるお子さんや、そのご家族に観ていただきたいと感じました。
家庭を顧みなかった父、父親不在の苦しい家計の中で母と祖母と良きコーチに見守られてスケートを愛して鍛錬に励んだオクサナ、孤児となってから、コーチ不在、ガリーナコーチ(アルベールビルOPのチャンピオン・ペトレンコ、後にJ・ウィアーのコーチ)との出会い、世界選手権優勝、そしてオリンピックまでが、丁寧に描かれています。
オリンピックのLP前日の公式練習でのアクシデントも記憶に新しく、LPでの肌色のテーピングが痛々しかった思い出が蘇えりました。
一つ残念だったのは、ISUの規則で実現不可能だったのか、各大会のプログラムの映像が織り込まれなかったこと。特に、オリンピックで優勝した時の映像・表彰式の映像でもあればよかったと思います。
バイウル選手が、なぜSP曲を「白鳥の湖」に急に変更したかの理由がわかり、より一層の感動を受けました。
バイウル選手本人が、心をこめてオリンピックのSPの衣装で、「白鳥の湖」を再現してくれたシーンがありますよ。
映画では触れていませんでしたが、チェルノブイリ原発事故、その後のソ連解体が、ウクライナのバイウル選手の練習環境に大きな影響を及ぼしたものと思われます。また、バイウル選手のお母さんの病気との因果関係はどうだったのだろう?という思いが、ふと頭をよぎってしまいました。
私は同じパッケージの中古を入手、メニュー画面、チャプター・リストなし、言語は英語・日本語字幕。