BEAT SURRENDER‐BMG EDITION‐
内容についてはベガーズバージョンで書かせて頂いた通り。UKロックを新旧問わず、Ben Shermanの視点でセレクトしたCDです。
ただUKロックの良く言えば特色、悪く言えばアクの強さがベガーズより弱いものばかり集められているかなとの印象を持ちました。
Ben Shermanの精神を表すお勧めのCDですが、ベガーズよりライトなものを聴きたい方はこちらがお勧めかな。
ベガーズ→BMG→Sony Musicの順で、アクが抜けマイルドになっている気がします。
シャツの柄と一致しているのでは?と思うのは僕だけでしょうか(笑)。
ギター・ポップ・ジャンボリー~マスターピース BMG Edition
内容はまあギターポップ/ネオアコの名曲がずらりと並んでいる感じです。ただ曲のタイプはバラバラなので、いわゆるミックスCDみたいにスムーズな流れではないですね。ただブロウ・モンキーズ→キュリオシティ→ジョーボクサーズと続くM16からM18の流れはダンサブルなホワイトソウルって感じで好きでした。
さて、わざわざここでレビューしたかったのは、M19でカイリー・ミノーグがプリファブ・スプラウトをカバーしているからです。これはちょっとマスターピースと銘打っているのに、意外でしたが、聴いてみたい感じもしました。かつて、カイリーはセイント・エチエンヌもカバーしていて、意外にも相性がよかったというのもありましたし。で、結果なのですが、テンポの良かった"if you don't love me"が歌い上げのバラードへと変わっていて、ちょっと今ひとつでした。とはいえ、なかなか貴重な音源だと思いますし、パディの曲もこういう風に歌うと、また全然違ったイメージを持たせるということも分かりました。あえて、これを収録した担当者の方に拍手を送りたいと思います。