My Reflection [DVD]
元日にシングルベストも発売する倉木麻衣の第2弾となるクリップ集であるが、ブレイク後、間もなかった頃から実に約3年ぶりとなる。その間も決して休んでいたわけではなくStandUpやFeelfine!などのヒット曲やライブの定番となったalwaysなどの印象深い曲を残している。そんな充実していたであろう彼女の活動ぶりを映像と楽曲で感じ取れるそんなファン待望の1枚である。
シルク
最初のフューズ・ワンはリアルタイムで聴いていたのだが、この作品が発売されたころは、フュージョンよりロックに興味が移っていたころで、今まで聴くことはなかった。こうして初めて聴いてみると、なかなか良いではないか。最初の曲でエリック・ゲイルのギターが聴こえると、スタッフみたいだし、ジョージ・ベンソンがソロを弾く曲だとベンソンのアルバムみたいだし、この時代のフュージョンの香りがぷんぷんしますね。コード進行ももろフュージョン。各人のソロが長く曲が少ないのが難点。ソリストが多いのが散漫な印象を与えてしまうし、ソロをコンパクトにまとめて、もう少し曲が多く入っていたら、現在でも十分通用したと思うな。懐かしく聴けて「やっぱり、この時代のフュージョンは良かったなぁ」と思いました。
Fuse One
CDに含まれるライナーを読まずに聴くのと、読んでから聴くのとでは、どちらが御好きでしょうか?この手の作品はどーしても話題先行、先入観が聴く側の心象を大きく左右しがちです。
私の場合、本作のライナーを読まずに聴くと「ふつーの出来?」に聴こえたのが、ライナーを一読してから聴くと、不思議なくらい別物に聴こえました(勿論、いい意味で)。
#S.クラークってこんなに優しい曲を書くのか、とか (^^;
確かに、何れの曲も奇をてらう訳でもなし、ド派手なプレーをする訳でもありませんが、脂ののった面々が気持ちのいいプレーをしているのは良くわかります。
因みに、"ダブル・スチール"がその昔TVのCMで流れていたことは知りませんでした。聴いてから「おおっ」と懐かしさが込み上げてきました(^^;
Fuse One
今から20年以上前の話ですが、テレビのCMで本作収録の「ダブルスチール」が流れていたのを聞き、とても気になったのでレコード屋さんでリサーチして本作を手にしました。確か日本の某メーカーとアメリカのレーベル会社とのタイアップ企画でこの作品のプロジェクトが組まれ発表されたものと思います。ですから普通では考えられないアーティストの組み合わせでセッションしているので当時の感想としてはスリリングかつ斬新!しかもファンキーなナンバーもあり、私には十分聴き答えありました。さらに目玉アーティストについてはソロパートも官能でき、それぞれのファンにはおいしい聴き所もちゃんとあります。しかし録音のクオリティーがイマイチ悪いと私は感じます。音抜けが悪いと言うか音域によってはヒステリックに聞こえて、スタジオやレコーディングエンジニアにも気を使ってほしかったなと思います。作品の出来は◎なのに残念!
DIAMOND WAVE(初回限定盤)(DVD付)
今までのアルバムの中では一番の出来に仕上がっていると思います。
前作の『FUSE OF LOVE』も気に入っていますが、
今回はそれよりも遥かにレベルアップした内容になっています。
収録されている順番などもうまくバランスがとれていて
途中で飽きてしまうといったこともないです。
自分はいつも車の運転をしながら聴いていますが、途中で曲を
飛ばしたことがありません。
そのままで楽しめる一枚だと思います。