ファンタジーゾーン
アーケードではセガのファンタジーゾーンが大ヒットしており、満を持しての発売となった。
当時はまだセガはマーク3という自社製ゲーム機があった事もあり、任天堂のサードパーティに入るつもりは全くと言っていい程無かった。
なので移植はサン電子が担当した。
これがいい仕事をしてくれた。
ファミコンという限界のあるスペックでこれだけのサウンドと操作性、グラフィックは当時のシューティングでも沙羅曼蛇やヘクター87に比肩しうる。
難易度が高いのでクリアするのは少し厳しいかもしれないが、それでもプレイする価値はある。
SEGA AGES 2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション
ボリュームと質は移植版としては高水準だと思います。
今回の目玉であるシステム16版FZ2もアレンジとしてはかなりのもので
アーケードを意識した作りは徹底されています。
ここまできたら完全オリジナルのFZ3をみてみたい気がします。
おそらくこちらの商品のレビューは賞賛のコメントが多数になると思いますので
逆に個人的にFZ FZ2(システム16版)で気になった点をあげます。
正直プレイに支障がないものが多いので気にならない方が多いかもしれません。
●FZ2(システム16版)→2周目1面までプレイ
背景のグラフィックが際立ちすぎる
各ボス戦でのテンポが悪いものが多い(ランダム要素の方向性が違う)
上記2点はFZ(システム16版)と比べての感想です。
もともとアレンジ版ですのでマーク3版にはほぼ忠実です。
●FZ(システム16版) →3周目3面までプレイ
4ボスの弾道(弾の密度)が違う?
ボス出現前に自機を左右へスクロールさせると画面端が一瞬乱れる事がある
ラスボスの6匹目の挙動がアーケード基板と異なり壁抜けパターンが使いにくい
辛口コメントになりましたが、家庭用でこれだけの熱意をもってリリースされ
なおかつ完成度がかなり高い商品は貴重だと思います。
完全移植ではないですが購入して大変満足しています。
SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.3 ファンタジーゾーン
原作はプレイしたことなかったんですが、
女の子にも受け入れられそうな美麗なパステルカラーのグラフィック、ゲームの世界観を引き立てるノリの良いポップなミュージックで、
ぶっちゃけ言うと「ホントに元が20年近く前のゲームなの?古臭いこともないし、今遊んでも全然面白いじゃん!」と思いました。
難易度は少し高いですが、ゲームバランスはうまくまとまっているし、
ゲーム中に貯めたスコアで新しいステージや強力な武器を購入出来る等、やり込み要素も多く、なかなか飽きがこないです。
これはオススメ!
Pocket Boy/ファンタジーゾーン
お店と武器のパワーアップは無いものの、がんばってファンタジーゾーンを再現していると思います。個人的に前線基地撃墜時の墜落演出や、ステージ2以降のボスを前線基地とザコを組み合わせて再現しているところに開発者の気合を感じました。
ただ、これだけの気合の入れ方をオリジナルのタイトルでやってほしかった気もします。
最近の電子ゲームは過去の名作を移植したものばかりで、昔の電子ゲームが主流だった時代に発売された。電子ゲームならではの楽しさが得られるようなゲームが、最近は作られていないのが残念です。