寿司問答
今、私は某回転寿司にて働いています。実際にいろいろな魚などをさばいたりにぎったりしています。ですがこの寿司問答には自分以外の職人の方のにぎりがありそこに技術がなおかつ面白みがあります。実際この本をまねて作ったにぎりもあります。一度でも見ていただければ寿司というものの奥深さがわかっていただける一品だと思います。私はこのような本を読むことで自分の技術のたしになればと今も読んでいます。
素人庖丁記 (RHブックス・プラス)
カレーについて、以下のように書かれている。
「めざすは泥」。カレーは、泥そのものである。ぬかるみである。豊穣なぬかるみだ。
それだけでもう、本書を手に取った偶然に感謝。
ちょっと酔狂なことでもしてみようか、という気になる。
文人悪妻 (新潮文庫)
明治、大正、昭和時代の文学者と関連が深い女性53人の人生を簡潔に描いた良著です。
結構、登場人物がみんな凄い人生を歩んでいるので、いかに自分が安定した生活をしているのかを思い知らされます。
気軽に読める値段と分量ですし、面白いのでお勧めです。
文人暴食 (新潮文庫)
私は前作の文人悪食は未読なので、前作との比較はできませんが、
文人達の人生、心の内等人間模様が、食欲(人によって少し形は違ったりもするが)というフィルターを通して見えてくるのが楽しかった。
また、純粋に「この人はこういう人だったのかぁ〜」と頷きながら気軽に読める本としても良いと感じました。
日本一周ローカル線温泉旅 (講談社現代新書)
タイトルのとおり、ローカル線に乗って各地を旅してまわり、温泉に入りまくり、寿司を食べ、酒を飲み、ラーメンを食べ、駅弁を食べまくるという本である。
たとえば、宇都宮から日光方面の旅では、宇都宮で餃子を食べ、日光線に乗り、日光の金谷ホテルに泊まり、やしお温泉に入り、野岩鉄道に乗り、磐越西線に乗り、喜多方でラーメンを食べ、西山温泉に入り…といった具合である。とにかくものすごく食べ、やたらと鉄道に乗り、温泉に入りまくる。
そのほか在来線で東京から京都まで行ったり、四国一周をしたり、青森から函館を抜けて登別まで行ったり。
文章は軽妙でユーモアにあふれている。ただ、やたらと俳句を詠み、わけのわからない言葉遊びをする(白色乗用車に「オンボログルマ」とルビをふったり、従業婦人にホステスとふったり)のはいただけない。