地球最後の日のための種子
その生涯をコムギの育種と作物の遺伝資源の保存に捧げたベント・スコウマン (Bent Skovmand) の伝記です。
スコウマンについては、以下のニューヨークタイムズの記事をご覧ください。
http://www.nytimes.com/2007/02/14/science/14skovmand.html
英語版のWikipediaにも紹介されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Bent_Skovmand
科学書として読むには、内容がやや断片的で物足りなく思うかもしれません。
育種学、遺伝学、分子生物学などの知識があれば、より深く理解できると思いますが、それがなくてもそれなりに興味深く読み進めることができるでしょう。
コムギなどの作物の病気との闘い、「緑の革命」のノーマン・ボーローグの人々を飢えから救いたいという思い、CIMMYTを中心とするCGIARの活動、生物多様性をめぐる議論等々、ひとつひとつは詳しい記述ではありませんが、1970年代からの一連の流れをスコウマンの活動を通して、知ることができます。
読者はそれぞれの関心に応じて、さまざまな受け取り方をされ、思いをめぐらせるのではないでしょうか。
エンデュアランス号漂流 (新潮文庫)
サー・アーネスト・シャクルトン率いるエンデュアランス号乗組員28名が南極大陸横断に挑戦したのは1914年のことである。その挑戦は失敗に終わってしまうが、彼らはさまざまな苦難を乗り越え、一人の犠牲者も出すことなく生還するのである。
これがフィクションであったなら全員が助かるという結果にはしなかっただろう。しかし彼らは文字通り死ぬ思いをしながら、立派に生還したのである。最後まで彼らと共に苦難を乗り越えたなら、最後の一文を読んだときあなたはおそらく歓喜の涙を流していることだろう。
~チュンソフト20周年記念作品~チュンソフトゲームミュージック グレイテストコレクション
高品質なゲームをリリースし「ハズレ」のほとんど無いソフトをリリースし続ける、チュンソフトの20周年記念アルバムです。サウンドノベルシリーズを確立した『かまいたちの夜』や、根強いファンを持ち続編の制作を期待され続けている『街』などの楽曲が収録されています。ファミコン初期にパソコン(当時はマイコン?)から移植され、人気を博した『ドアドア』からも収録されており、ゲーム歴の長い方には垂涎のアルバムでしょう。