脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)
脳神経科学でありかつ臨床治療の経験も持つ著者が、科学的見地から「意識」「自己」とは何かを鋭く掘り下げ、非専門家にも分かりやすく書き下ろした力作です。
自らが携わった脳神経疾病患者の臨床治療の経験および、脳神経科学に関する深い洞察力に基づいて、その疾病の根本原因に切り込む当たりの態度は、やはり医者というよりは科学者の立場です。しかしながら、医者よりもより真摯に患者の個々の症状をしっかりと観察し、その患者に最適の対処法を見いだそうとする態度は立派です。
本書の題名にもなっている「幽霊」は、いわば「無意識の自己」とも言えるでしょうか。「視覚などの情報が脳で処理されること」と「見えていると認識すること」との違いをはっきりと読者に理解させてくれます。つまり、本人が見えていると認識していなくとも脳の中の無意識の自己は対象物を見ていると言うことです。
随所に心に残る言葉が見いだされますが、その中でも特に私が感銘を受けた言葉をここに紹介したいと思います。
『人間は他の哺乳動物とはちがって自分が死ぬ運命にあることをはっきりと自覚し、死をおそれている。しかし宇宙の研究は、時間を超越した感覚や、自分はより大きなものの一部であるという気持ちを与えてくれる。自分が進化する宇宙という永遠に展開するドラマの一部であることを知れば、みずからの命に限りがあるという事実のおそろしさが軽減される。(中略)シヴァ神の偉大な宇宙ダンスの一部であるとしたら、避けられない死も悲劇ではなく、宇宙との喜ばしい再結合とみなせるはずだ』
著者の洞察は凡百の哲学者のそれを超越していると言っても良いでしょう。
また、原註はそれだけをまとめても一冊の本になるくらい充実していますし、これだけの大著を読みやすい日本語に訳した翻訳も非常に好感が持てます。訳者の力量もたいしたものです。
泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(6) [DVD]
大助が仇と憎む名村謙三の息子・正(鶴見辰吾)との確執により花園を逃す。キャプテン森田の引退、森田と大助の和解、マネージャー加代の卒業で初期を支えたキャストが去ることになる。ストーリーの中でもかなりの動きがある時期です。
でも個人的に一番好き(全ストーリーの中でも)なのは
第16話「学校とはなんだ」の中で、学業不振による部員とのケンカを理由にラグビー部を去ろうとする大助に
賢治が、脚の悪いのを省みず、大助の不良仲間ハリーとの「かけっこ」をするシーン。
そのシーンでの映像・音楽・ナレーションが、賢治の心情の全てを物語っているようで見るたびに涙なしではいられません。後に歩行困難になった賢治との岩佐校長との掛け合いも見もの。
女医から学ぶあなたの魅力が10倍増すセックス
若い女医さんが、自らの経験や友人の体験談を集めたようなリアリティのあるセックス本。
女の子に好かれるセックスをすることが中心となっているので彼氏に読ませるのも安心。
On/Off~Sea Breeze
最近、クルマではこのCDを流してます。ハワイアンなのかどうか、よくわかりませんでしたが、
そんなことはどうでもいいくらいど真ん中のストライクでした。
ハードな日常にもかかわらず、やさしい気分になってきます。あの事故のあと、自分はこういう
音楽を欲していたんだと知りました。いつまでも聞いていたい声だし、もう少し長いアルバムだと
よかったのですが…。
ジャケットの写真、私なら歌に合わせて撮りに行くけどなぁ。
暴虐外道無法地帯 ガガガガ 1 (ヤンマガKCデラックス)
まず、絵が攻撃的でありながら繊細なのがたまりません!登場人物の服装やら、乗り物やら、武器やら・・・芸が細かいのでそういう面でも楽しい!!連載の方も再開するとの噂なので、今から一巻をチェックしといて損はないと思われます。きっと、独特の空気感にどっぷりはまれますよ