60’s TVヒッツ・コレクション
いきなり1、2と快調にスタートし、そのまま(ジャケ買いを誘う、「キイハンター」野際陽子お姉さまの)4へとつながればよかったのだが、3であえなく失速。その後も一応、エレキは鳴ってるけど、どうも“いい湯かげん”、みたいなナンバーが目立つ、ちょっと微妙なコンピレーション。オレがいいと思ったのは、全体の半分くらいだろうか。「懐かしさ」と、「お宝指数」(?)と、個々の楽曲そのものの出来との間で、うまいことバランスがとれてない感じ。
とはいっても、西郷輝彦「ママとおふくろさん」の作詞は、そのドラマ「ママとおふくろ」に主演してた大女優・淡島千景なのか…、とか(近年は映画『GOING WEST 西へ…』、『シベリア超特急2』での快演が印象的)、「はみだし刑事」の同僚でもある平泉征(現在は成)が怪唱する幻の名盤「夜を抱きしめたい」の「俺が魔女なら~ホウキに乗って~」ってのは一体どうよ? とか、チェック・ポイントはさまざまあるわけで、それぞれの楽しみ方で聴いてみるのが吉、なのかもしれないが。
今日び、ノスタルジーを飯のタネにしようとする人や企業は増える一方だが、それだけ玉石混合となりやすく(安易に続々作られる、懐かしアニメキャラの登場CMにはウンザリ……)、厳しさも増しているわけであり、テイチク=クロニクルの皆さんには、なお一層の奮起を望みたいところだ。
なお、「ケロヨンのうた」は、世界初のケロヨンコンピCD『ケロヨン・ソングブック』とは別テイク(当時、各社ごと別音源で発売しており、ここにはテイチク版を収録)。
ザ・ガードマン 1966年度版 DVD-BOX
昔のテレビ・ラジオ番組はすごかった!なかでも・・・日本初の警備保障会社をモデルにした「ザ・ガードマン」のテーマを聴くだけで・・まりません。昼は人々の安全を守り、夜は人々の眠りを安らぐ、勇気ある男たちの物語!現在で言えば・・ボディ・ガードとも言えるかな?若き日の・・宇津井健・高山繁・中条静雄・藤巻潤・・・等々の男前ぞろい!白黒で始まり、のちにカラーになりましたっけ。舞台となる「東京パトロール」のパトカーが、当時のOPELだったのも泣かせます。とにかく!~あの時代(ころ)に還る~ こと間違いなしです。モノクロなのに、当時珍しかった海外ロケ編だけが総合天然色なのがまた泣かせる!
ザ・ガードマン1967年度 DVD-BOX 後編
幼かったころ!この作品には思い出がいっぱいあります。当時は白黒テレビ*手で回すチャンネル!あぁ懐かしい。始まる時間が結構遅かったので寝ぼけながら見てたのを記憶しています。宇津井健、藤巻潤、中条静夫、倉石功、ブルドック顔の中年の男性等の出演者。刑事ドラマでなくて、ガードマンというところがとってもいい!スリリングな展開。奇抜なアイディア満載の現在では見られないとっても素晴らしい作品。
働く男の制服図鑑 THE COMIC 警察官・警備員編 (Book of dreams)
"働く男の制服図鑑""戦う男の制服図鑑"購入者です。
警察官・警備員編と言うことで警察官の制服を見る分には申し分ありません。なんてったて、出てくるキャラが惜しげもなく制服を見せびらかしているのですから(笑)
コミックとして見るなら少々"制服"を押しすぎたのではないでしょうか。ちょっと無理のある設定が目立ちました。警察ならではの人情モノ(?)もありましたが、ギャグが多めです。
BL設定があるモノも少なく内容も濃くないので、苦手な方でも読める範囲かと。
漫画として好きな警察・警備員の制服を愛でるだけならこんなもんかな・・と言う感じです。
"働く男の制服図鑑""戦う男の制服図鑑"を見てからだったのですが、この2冊が良かったので期待していたぶん、ちょっと残念でした。
純粋に資料として欲しい方は、こちらではなく"働く男の制服図鑑""戦う男の制服図鑑"をおすすめします。
なつかしの昭和テレビ・ラジオ番組主題歌全集~あの時代(ころ)に還る~
早いもので、日本のテレビ放送の歴史も50年以上経ちました。
流石に生まれる前のラジオ番組の主題歌はリアルタイムでは聞いたことがありませんが、有名な曲ですので結構知っているものです。
「少年探偵団のうた」の♪ぼ ぼ ぼくらは少年探偵団 勇気りんりんるりのいろ・・・♪で始まる主題歌はよく出来ています。多分あの頃の男の子は、みんな知っているのではないでしょうか。
リクエスト形式による歌番組の最初とも言うべき、「ザ・ヒット・パレード」のテーマソングも今でもよく覚えています。踊りながら指揮をするスマイリー・小原は、とてもユニークでしたし、ザ・ピーナッツが毎週のように外国の曲をカバーしてくれたので、その当時のヒットした「洋楽」は、覚えました。
NHKの「夢で逢いましょう」の坂本スミ子が歌う♪夢で逢いましょう 夢で逢いましょう♪のテーマソングも懐かしかったです。初期のバラエティ番組の代表だった「シャボン玉ホリデー」のザ・ピーナッツの歌う♪シャボン玉 ルル ルルルルル・・♪のテーマソングも本当によく覚えています。
昭和30年代は、まだまだ物質には恵まれていない時代でした。テレビも当時は貴重品で高価でした。みんなが、近所の家に集まり1台のテレビに何十人と群がった時代です。
あの頃のテレビ番組は、「その時代を写す鏡」のような存在でした。その時代を生きていた人達にとって、みんながその番組を知っていたと思います。今と違って番組の数も少なく、選択の余地も限られていましたが、テレビ番組創世記の息吹のようなものを感じました。
時代が下りテレビは各部屋に1台ある時代です。番組はマンネリ化し、時代を象徴するような番組は生まれなくなっています。昔と今、果たしてどちらがよかったのでしょうか。