邂逅の森 (文春文庫)
難しいかな?と思ったけど、Hなシーンが織り交ぜてあって一気に読めました。邂逅は、めぐり会いの意味。熊とのめぐり会い、初恋の人とのめぐり会い、最良の伴侶とのめぐり会い。
読後は爽快です。
ヴァチカン物語 (とんぼの本)
著者の一人に塩野七生さんが名を連ねていることから、「塩野七生さんがどんなヴァチカン観を持っているのか」と思って読んでみました。しかし、塩野七生が書いている部分は写真の多い「とんぼの本」の全140ページのうち10ページ強の分量です。古文書を調べに通ったエピソードや宗教観などが語られますが、ほんの短いエッセイという感じです。
一方、この本は、ヴァチカンの宗教、歴史、サン・ピエトロ寺院の建築、美術の宝庫としての側面など、さまざまな魅力をバランスよく伝えています。特に、写真はとてもよく撮れており、美しさに「ほー」とため息が出るようなものもあります。
私は、かつてローマに旅行したとき、ホテルがヴァチカンに近かったこともあり、朝も昼も夕刻も何度もサンピエトロに行き、大伽藍を見上げたり、椅子に座ってミサの声に酔いしれたり、絵画や彫刻を見ながら内部をさまよったりで、とても印象深いものがあります。
この本の写真をみるとその時の記憶が蘇るとともに、「サン・ピエトロは、こんなにバロックの要素の強い内装だったか」と思ったりして、けっこう新たな発見があります。
この本を読んで、写真をみていると、再びヴァチカンに行きたくなりました。
配置図や地図もよくできており、ヴァチカンに行く前の人も、行った後の人も、楽しめて役立つ良書だと思います。
高円寺女子サッカー 1st stage(限定版)
今時珍しい熱血スポ根物語が楽しめるゲームです。恋愛ゲームの要素なんかも入っていたりします。
正直、サッカーゲームの部分は微妙な出来ですが、この独特の雰囲気とノリを味わうために購入されてみるのもよいかと思います。