ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき] 特典 プレミアムDVD「Xenosaga alle spezielle DVD -すべてのゼノサーガのスペシャルDVD-」付き
Xenogears、Xenosagaは大好きな作品です。
最近、Xenosaga 3のプレイ動画を見て、当時を思い出したのでレビューです。
伏線バリバリの難解なストーリーで有名な作品です。
1で伏線をこれでもかというくらい張り、
2ではその伏線回収を放棄したかに見える恋愛路線で少しげんなりしましたが、
3では頑張って主要なところは回収してくれました。
ヴィルヘルムの正体や、ケイオス、KOS-MOSの過去など明かされていない部分も多いのですが、
そこは匂わせる程度にして正解かと思うところでもあります。
明文化されると引いてしまう設定というのはありますからね。
Xenosagaが性に合っているような人は、与えられた条件から、資料を読んで、考察して、
きっちり脳内補完することに慣れているし、好きだと思います。
そういう意味でいくつか謎を謎のままにしたのは、正解だったのではないかと。
ただし、謎のすべてをゲーム内で明かさないというスタンスから、プレイヤーを選ぶのは必至です。
ストーリー重視、難解で哲学的な設定、SFなどが好きな人でないと、
このゲームを本当の意味で面白いと思えるかどうかは疑問です。
ゲームで攻略以外に頭を使いたくない、エンターテイメントを求めている人にはおそらく向きません。
自分は、キリスト教の文献もニーチェもユングもSFも大好きなので、
本当に、心の底から面白いシリーズでしたが、おそらく少数派でしょう。
それから、3は台詞まわしのまずさがちょっと目立つのが難点です。
もう少し代名詞を減らすことができたはずです。難解にしたいのはわかりますが、
「あれ」「それ」「彼」「彼女」で無意味に対象をぼかしすぎるのは感心しません。
6人パーティなのに、そのうち2人しか話していない(他は空気。大事なシーンなのに)なども
できれば避けるべきでした。会話が成立していないのが痛いです。
なので、星一つ減らしましたが、個人的にかなり評価の高い作品であることに変わりはありません。
というか、こういう難解なシリーズが一つくらい続いても良いと思う。
高橋哲哉さんがきちんと制作に絡んでくれるなら、続編を出してほしいです。
ゼノサーガエピソードII〈善悪の彼岸〉―ビジュアルコミックアンソロジー
サイズが大きめで不自然ですが、普通のアンソロジーコミックと思っても差し支えありません。
最初にゼノサーガのイラストがあり、後ろにはパッケージ・説明書などでも使われているCGイラストがあります。
また、最後の方には声優の前田愛、鈴木麻里子、宍戸留美の対談?みたいなものもあります。
このような少し変わった部分もありますが、他はアンソロジーコミックです。
ゼノサーガEPISODE1 VOL.3 (ZERO-SUM COMICS)
モノクロの部分はともかく、巻頭のカラーイラストはキレイで良い印象でした。
本屋さんに無かったのでAmazon殿で購入しました。
ゲームとほぼ同じですが、ちょこちょこ変更点もありますね。
ただ、オリジナリティーは無くて、ゲームをマンガに変えただけってイメージはありますね。
顔の表情が豊かで、なかなかやる漫画家だと思いました。馬場さん!
ゲームをやったことが無い人はゲームの方もやってみてください。
ゼノサーガ I・II(特典無し)
PS2版をプレイした事は無かったのですが、気にはなっていたのでプレイしました。
良かった点は、戦闘システムが面白かった点と、これは人を選ぶのかも知れませんが、やはりストーリーが良かった所ですね。
逆に悪かった点は、基本会話メインで、RPG要素が少なかった事、そして、分かりづらい専門用語の多さといった所でしょうか。まあ、後者は用語辞典なるものがあるので、幾分かマシですが。
自分はこの作品に触れて、是非PS2版もやってみたいと思えました。
Xenosaga ゼノサーガ THE ANIMATION DVD-BOX 2 (初回限定生産)
ゲーム版が好きなので、アニメ版を楽しみに観てみると、
すごい汚い絵です。
いつの時代のアニメだか・・・
声優に問題はないのですが、画力が平凡です。
全部CGにすれば良かったのに・・・
ゼノサーガ好きなら、一応観てみることをオススメします