おじいちゃんは25歳 DVD-BOX
とにかくおかしい。笑いが込みあげてくる。
笑うというのはなかなか役者には難しいものだ。
出演者全員がうまい。
まったく空想の世界なのに何か真実っぽくそして細かいところまで
よく気がゆきとどいている。時間が昭和になっているのだ。
超イケメンといわれる竜のシビアな物はもちろんstageもほとんど観たが
笑えたのはこの作品ぐらいなのではないだろうか。
londonまで観にいったのが昨日のようだが子供、子供していない15歳だった
あの竜がおじいちゃんをやって精一杯笑わせている。いいよいい、またやったら?
ホイチョイはいつも愉しい。
しかし、こんなおじいちゃんがほしくなった。
だが、甘いかな。このおじいちゃん結構厳しい、
最後に女の子と連れ立つなんてなんてカッコイイおじいちゃんなんだろう。
「藤原竜也 おじいちゃんは25歳」
どうぞ買って損はないです、続きが観たくなります。
推薦いたします。
地獄【DVD】
映画『地獄』と言えば、中川信夫監督作品。
現世こそが地獄であり、地獄は罪の浄化の場であるという思想を背景にしながら、それゆえにこそ現世の地獄の終着駅となる舞台設定を、介護付きとは名ばかりで実際には姥捨て山に過ぎない老人ホームとし、老若男女かまわず登場人物全員を強引に死なせて地獄へ落とす物凄い展開。
ただただ呆然とするしかない傑作だった。
あるいは、映画『地獄』と言えば、石井輝男監督作品。
生きても地獄、死んでも地獄、そもそも人生とやらに何の意味があるのか、全くの無意味ではないのかと問う、いかにも石井監督らしい強烈な作品であった。
これらと比較すると、この神代辰巳監督作品『地獄』は、意欲が空回りした中途半端な作品に思える。
当時、『大地の子守唄』『青春の殺人者』や『あぁ野麦峠』などによって、若手美人女優の中では最高の演技派として評価されていた原田美枝子が、なまじ「体当たりの熱演」を見せるだけに、そこに何らかの意味を持たせようとして、かえってナンセンスになったような気がしてならない。
もしこれが、映画初主演の新人女優に、思い切り無茶をさせるような映画であったなら…。
あの『幻の湖』くらいには吹っ切れた作品として、他の二つの『地獄』に匹敵するレベルになったかもしれないのだが…。
残念ながら、そうはならなかった。
むしろ、田中陽造脚本&神代辰巳監督作品『やくざ観音 情女仁義』や、神代辰巳脚本監督作品『女地獄 森は濡れた』の方が、もっと突き抜けていて素晴らしかった印象が強い。
こちらの2作品を、よりおすすめしたい。(といっても、現在はDVD廃盤のようだが…)
20世紀少年(第2章) 最後の希望 通常版 [DVD]
第一章でも思いましたがストーリー展開が唐突で、
アラが多すぎるように思う。
原作を読んではいないのでハッキリは分からないが、
長い原作をまとめようとしているのでかなり無理がある感じがする。
三部作の真ん中というのは中途半端になりがちなので、ストーリーは一概には評価できないので、
出演者の演技をちょっとコメント。
主人公・カンナ役の平愛梨さんは目力が強く、
「運命の子」という雰囲気が出ていたが演技はまだまだ発展途上という感じ。
むしろ演技ではその同級生を演じていたいた木南春夏がよかった。
と思ってWikiを見てみたら何でもチャレンジしてきた感じのすごいキャリア。
鍛えられてる感じがするw
その他は
藤木直人はイケメンなだけで正直全然よいと思わなかった。
一方、グラビアあがりの小池栄子はイカレた役で見事にハジケており、これは非常に面白かった。
こんなキテレツな演技が見事にはまる若い女優はそんなにいないと思う。
時代劇の作り方 プロデューサー能村庸一の場合
珠玉の作品をプロデュースした能村さんの喜怒哀楽の裏話が聞けて、とても楽しかったです。石橋蓮司さんとの対談も良い。フジの「雲霧仁左衛門」のラスト三話の打ち切りは、とても残念でした。それと著者の春日太一さんが、若い時代劇研究家というのが驚きでした。今後に期待したいです。
花と蛇 [DVD]
初めて、SMというものを見ました。
自分がこれほど、この作品に集中してそして入り込んでいる事実に
ビックリしました。確かに、全裸のシーンは驚いたけど
人形のように完璧な裸体に、いやらしさをはじめは感じなかった。
でも、最後に進むにつれて、画面から吐息が聞こえてきそうな映像。
できれば女性に見てもらいたい作品です。