木を植えた人
何で知ったのか、初めは高校生の時、読書感想文のために、取り寄せて読みました。
内容の深さ、素晴らしさ、静かな輝き...を感じて、ずっと心に残りました。
この人生で、2度も、購入してる、大好きな本です。
生きていること、人生を使った表現、人間の可能性...
調和、愛、神性...
静かだけれども、とてもパワフルな、愛の表現、体現...
ブフィエの淡々とした生き方から、そういったことを感じ、
読み返すたびに、とても魂が震えます。美しさを感じます。
時間を超えた視点や、成し遂げるということの本質、そして普遍性...
目の前のことに忙殺されぎみな日常で、ふと青空を仰いだ時のような
清々しい視界の解放感、希望...も感じられる、読了感です。
そして自分という存在の可能性に、泣けてきます。
私は、この人生を、何に、どう活かしたいと感じているのか、
静かに問いかけるのに、最適な一冊です。
物語なのに、とてもスピリチュアルでもあります。
どなたにも広く、強く、お勧めします。
モンゴル大恐竜―ゴビ砂漠の大型恐竜と鳥類の進化
全体には白亜紀のモンゴルから発掘された、特に獣脚類に焦点を当てた力作といえる。著者の一人の小林快次氏がオルニトミモサウルス類(所謂「ダチョウ型恐竜類」)研究の泰斗とあってか、その項目では重要な研究成果が分かりやすく書かれている。また系統関係図が随所に示されているのも嬉しい。ただ、欲を言えば注目の高い他の獣脚類、たとえばテリジノサウルス類やモノニクス類など鳥類との関連が深い恐竜についての記述が多ければ、なお良かったと思います。
D14 地球の歩き方 モンゴル 2011~2012
インターネットでは、英語でも情報がなかなか得られませんでした。モンゴルは服装の準備が難しいのですが、この本が役に立ちました。ウランバートルは空気が悪いので、アレルギーが心配な場合は、高機能マスクがお勧めです。
ゴビ砂漠の恐竜たち
1990年代に行われたアメリカ自然史博物館・モンゴル共同調査隊の記録ですが、本当に命がけの調査ですね………恐竜の卵の化石が発見されたフレーミング・クリフまでの道程が実に難しいことこの上ないこと、砂嵐が来たら苦しいこと、1920年代のアンドリュース隊の調査の時には盗賊の襲撃をギリギリまで避けたこと等々………こういう苦労があったからこそ、従来の定説を覆し、博物館の壮大なコレクションに加わっていくのですね。
例えばオヴィラプトル類の胚や抱卵状態の化石、多くの哺乳類等重要な発見が相次いだことで、いまや恐竜学においての『常識』にまで成長したのですから………幼いころに抱いていた夢に本当に、『現実』として飛び込むには大変勇気があることなのです。