The Cat in the Hat Book & CD (Dr. Seuss)
誰しもが経験したことの有る、退屈な日。子供ならなにか楽しいことが起こらないかと期待するのですが、大抵は何事も起きません。そんなときにこの本を読んであげると、その先は?その先は?と、本の中に引きずり込まれるかのように聞きたがります。あまりの意外な出来事に、どうしよう・・・と不安にもなります。が、最後には見事に子供の不安をのこすことなく、しかもあたかも本人が体験したかのような幻想を残して終わります。何度読んでも子供達は目をキラキラ輝やかせて聞いています。英語も短い文章が多いのでそれほどむつかしくもありません。英語を習い始めた子供にはとてもいいテキストとなるでしょう。もちろん、中学生ぐらいでも、これくらいの簡単な英語から読書をはじめれば挫折することなく、!英語力をアップさせることができると思います。
Big Egg (Step into Reading)
内容的にはアメリカ的?でとても楽しいです。
娘に多読をさせようと一番最初に読んだ本でした。
とにかくイラストが楽しいですよ。
小さいお子さんにはお母さんが楽しく読んであげれば
退屈しないと思いますよ。
OpenSSL―暗号・PKI・SSL/TLSライブラリの詳細―
SSLを実装したアプリケーションを開発する人がおそらく必ず手にする本だと思われます。
基本的なSSLの知識、証明書やセキュア通信技術を知っている人向けの内容になっているため、
SSL初心者には少々難しい内容です。マスタリングTCP/IPのSSL編を読んでおくと少し楽になります。
この本の実装自体は完全ではなく、あくまで実装入門的な内容になっています。
この本で基本的なSSL実装とOpenSSLの概要をものにし、実装をより完全にしたい場合は別の本をあたる方がいいでしょう。
Richard Scarry's Watch Your Step, Mr. Rabbit! (Step into Reading)
これはウサギ君が前を見ないで歩くことによって、周りを巻き込んでいくというお話です。ここで注目して欲しいのは、リチャードスキャリーの最大の魅力の一つは、何と言っても表現に手抜きがないことです。主役はもちろん、それ以外の登場人物の反応までもがユーモアたっぷりに愛らしいキャラクターで描かれていて、思わずホッとできます。子供の学習にも大いに役立ちますし、大人の方でも今まで当たり前だと思っていた事を,楽しみながら改めて振り返るのに最適です。
ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
「効率的市場理論にたてつく人々は必ずやしくじるだろう」「株式市場全体の方向や個々の銘柄が割高か割安かについて、一貫して正しく予測することはできない。したがって、市場平均よりも高いリターンを上げることなどできないのだ」。
本書は2007年5月の第9版で、現時点の最新版である。時代の変化に応じて適時改定されている。いまさら本書の価値を説明する必要すらないくらい、株式投資関連の解説書としては重要な位置を占める名著である。多少厚みはあるものの、実例やユーモアも交えて読者の興味を引くように工夫して記述されており、投資に関心のある方は一読すべきである。
それにしても、著者が述べるように一貫してマーケットの動きを正しく予想することは確かに難しいと、本書を読んでつくづく思う。そもそも、著者がこの第9版の中で勧めている「REIT型投信は魅力的なポートフォリオ分散の機会を提供してくれる」というのは、サブプライムローン問題の発生後は必ずしも適切な助言ではなくなっている。また、「50代半ばの人のためのインデックス・ファンドを組み合わせた推奨ポートフォリオ」の表には、REITが12.5%、債券が32.5%、現金5%ある以外、50%が株式となっているが、この通りにしていたら、今の商品市場の盛り上がりに便乗する機会を逃してしまっている筈だ。
一方、それが本書の骨子なのだが、株式のアクティブ・ファンドに終始否定的な見解を示しているのは、きわめて良心的である。「プロが運用するファンドは全体として一貫してインデックス・ファンドに負けている」「今日ホットなファンドは、明日には氷のように冷たくなるのだ」。確率論的には本来当然のこととはいえ、様々な巨額の利権が絡むこの業界で、はっきりとこのような見解を広く喧伝するのは、結構勇気がいることだ。
バリュー投資、テクニカル分析、ベータ、日本のバブル崩壊の考察、リスクとリターン、行動ファイナンス、等、多岐にわたって入念な考察が繰り広げられており、そこから株式市場の不滅の真理に迫る一冊である。